M. カルカッシ「行進曲」(練習41) 〜 「青本」和声分析15
M. Carcassi : Marcha概要
イ長調。三部形式。
いかにも金管楽器で鳴らしそうな音形で始まるが、その後の16分音符をどう考えるか。A管の楽器なら同じ指の倍音列で吹けそうだが。
和声分析
1~8小節目
7小節目以外は1小節ごとにIとVが繰り返されるというシンプルな和声。
9~12小節目
イ長調のまま和声記号を振ったが、この部分はホ長調(属調)に転調したと捉えることもできる。その場合はI - IV - V - Iと和声進行は上記よりもシンプルなものになる。その場合最後の小節でDが出てくることによりイ長調な感じが出てくる。
いずれにしてもこの4小節は続く13小節目のIへと緊張感を高めるドミナント的な部分と捉えて良いだろう。
13~17小節目
5~8小節目の繰り返しとなっている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?