短歌

色彩や、ある種の色気にこだわってみました。あくまで思ったことを、固く重く歌おうとしたが、これでは、読者の心に溶けていかない。

透き通る 水面の石を見る 君の 背の丸み見て 凍るわが胸   

花咲く樹の 下で 逢瀬を 繰り繰りて 今は秋にて 葉も落ち始め

繰り返す 逢瀬の春と夏、過ぎて 秋の今、君は 遠くで生きる

清張を 読んで見る海は 蒼くても 灰色と思う ひとり旅にて 

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