思考と行動をあきらめる瞬間を逃さない。(高校生への授業で感じたこと)
高校生にキャリアの授業第2段をしてきました。
(第1段: https://note.com/1a66erw0cky/n/n0a37b0f560e8)
目的
自分のコンパスを持ち、
人生を楽しむ大人と子供の接点をつくる。
憧れから子供の行動が変わる。
そんな接点をつくることが
最近個人的に明確なテーマとなっています。
自分自身の人生も一つのコンテンツで挑戦し続けること。
そしてその接点も持つ活動をしています。
概要
人生を楽しむ大人と子供の自分が創る接点の一つがこの授業です。
前回「社会人とは」を2年生の時にお伝えした高校生たち向け。
3年生になった彼ら彼女らに、
「やりたいことは ×見つける ◯育てる」
「その材料は行動がつくる」の授業をしてきました。
前回同様にびっちり感想を書いてくれる方多数、
授業にちりばめたメッセージを自分の言葉で繋げて文章にしていて、
しっかり理解してくれて(しようとしてくれて)いました。
所感
印象的だったのは授業に参加する態度が、
2年生時と比較して明確に悪くなってたこと。
かったるそうに振る舞う、
机につっぷす生徒さんが散見されました。
個人的にはそこに「懐かしさ」を覚えたんです。
そういえば僕も高校生の時はかったるそうにしてたなと。
真剣に頑張ったことが成果に繋がらなかったらかっこ悪い!
と思って努力を隠そうとしていました。
目の前の高校生たちも
本当にかったるいわけではないのではないかなと思い、
前回以上に笑顔で一人一人の思考の機会・発言機会を
創る授業にしてみました。
結果感想はびっちり、個別で質問に来る方も複数。
本当にかったるいのであれば、感想シートにも文字は出てこないし、
休み時間や授業終わってから、個別で質問に来たりもしないはず。
きっと本当は努力できる、努力したい生徒さん達だなという感想です。
同調圧力?ポーズ?としてのかったるい振る舞い
をしているのだと捉えました。
考察
ただ、中には本当に振る舞いだけでなく、
授業の後の感想にもかったるさがそのまま出て、
全然考えてなさそう方もいました。
実はそれはほんのごく一部の生徒さんでしたが、
その生徒から見える景色としては
一定数の方がかったるそうにしているのが見えている。
とすると、まさか自分だけが本当に考えてなくて、
行動してない。ってもしかしたら気づいてなかったりするのかなと。
授業で一度考えない・行動しないで終えてもすぐに実害はありません。
そうするともしかしたらそのまま楽を続けてしまうのではないか
という想像をしました。
ちょっと時空飛びますが
普段大学生の就職支援をしている中で、
毎年「二極化」という話題が出てきます。
その二極化が始まるのって実はここなのでは?
とふと思ったのです。
人生の分岐点
周りのポーズに紛れて考える・行動するを本当に辞めてしまう。
高校から大学も2回生くらいまでは、特に行動も思考もなくても実害がないので、楽してるほうがいい!くらいに思ってしまう。
しかし就活となった瞬間、思考と行動・自分の意見が求められる。
普段思考も行動もしていなかったので、
恐ろしく高いハードルがいきなり立ちはだかる。
そしてやる気になったとしても、
いきなり立ちはだかったその壁に、
かかるハシゴすら見つけられない。
行動したくてもできない。
就活で困る、社会人になってからも餌を待つ鯉状態で、
いつも誰かに現状を良くしてもらうのを待っている人にならないために、
「思考と行動をあきらめる瞬間を逃さないこと。」
が、中高生が未来生きる力を身に着けるために大事なことなのかな、
と一つ個人的な仮説ができました。
いつも学びと問いが増えていくライフワーク最高に楽しい!
今日の言葉がひとつでも、タイムカプセルみたいに、
未来で効果発揮してくれることを願います。