読書ノート 「プロティノス全集 第四巻」 中央公論社
【エネアデス】
6-1、2、3
有るものの類について
※プロティノスによる、アリストテレス『カテゴリア(範疇)』批判。プラトンの最高類の妥当性とアリストテレスの不当性を明らかにし、プロティノス自身の考える感性界の最高類を明らかにする。
「実体」ということばが知性界と感性界に同名同義的に用いられることは不可能である。すべては知性的な実体に由来する。
「量」を連続と不連続の観点から考えるのは誤りである。
「関係」様式のあるものは、われわれの思考のうえでも産物にすぎ