
一本松のボケルバ新人王決定戦2024はこんなだった。
去る2024年9月29日(日)、秋葉原にある大喜利カフェ「ボケルバ」にて開催された『ボケルバ新人王決定戦2024』に参戦してきました。
俺は予選敗退後に敗者復活戦のワイルドカード枠で復活し、本選で敗退。悔しいけどやりきれた。
そして、優勝は吉村さん!本当にめでたい!!
本日のボケルバ新人王決定戦2024、優勝は吉村さんでした!おめでとうございます♬ #ボケルバ pic.twitter.com/dQNNL4crRE
— 大喜利カフェ ボケルバ (@bokeruba) September 29, 2024
吉村さんが優勝した嬉しさとか、自分がどういう思いで大会に臨んでいたかってことも書きたいんですが、今回はいっしょに戦ったみなさんの回答ツボ上げ(しがみ)からやってこうと思います。
出場新人プレーヤーたちの面白かった回答ツボ上げ
色んな方が言ってると思うのですが、新人だけの大会でもパワーは落ちず、ずっと笑っていられる最高に面白い時間が続いていました。
自分が出てない時の好きだった回答を写真とメモに残したので、大放出してみようと思います。
それでは参りましょう。
回答の細かい言い回しなどは実際と差異があるかもしれません。回答者の方にもこだわりがあると思うので、「これは違う!」というのがあれば直しますので、教えてくれたら嬉しいです。
また、面白かったけどメモれなかった回答もたくさんありますし、文字では表現しきれない回答もあるので、その辺はご理解いただけると幸いです。
あと、敬称は略させてもらいます!

「コロンビア軍より厳しかった」というよく分からない例えがある
コロンビアの軍隊って何のイメージもないからマジでよく分からなくて、絶妙にすごい。

「自分はまだ未熟」という理由で子供料金で入ろうとしていた
未熟を理由に自分が有利な状況に持っていこうとするの、何年も前にパンサーの尾形が「自分は芸歴は長いけど実力がないから若手」って言ってたのを思い出した。

シンデレラが飲み会後の空き缶を片付けてくれた
飲み会に来てまでそうしちゃうのって、きっと本人の中に染み付いた何かがあるよなぁ…
3びきの子豚が、俺の歌で家が飛んだみたいにしてくれた
長男が率先して盛り上げてくれたんだろうなぁ。

オンラインショップに力を入れてしまった
オンラインで買おうが、オフラインで買おうが、面倒な部分は何にも変わってないだろ。
LUSHみたいな匂いをしていた
食事中の色んな石鹸臭はヤバい。
やっぱり、店頭で泡立ってるのかな。

「ウホかったら手を挙げてくださいね」
ウホいが分からなすぎて、1回手を挙げてみるかも。

ミュートボタンを押すと「あいよぉ!ミュートぉ!!」と鳴る
ミュート音がうるさいのは無駄の極み。
あるとさんの読み方も最高だった。
のれん分けした似てるアプリがいっぱいある
アプリ違ったら通話できないだろうから、絶対に非効率なんだよなぁ。

感じの 悪い お隣さん
「おばさんが言いそうなこと」に最速で辿りついてて、お題の理解力の高さを見せつけられた気がする。
子供からの手紙を見て「なんなの こんなん ズルやんかぁ」(泣きながら)
このお題でエモ回答が出せるのスゴすぎる。
「ズルやんかぁ」って、意外とリズミカルだな。

画面が切り替わる時に「ジャー」って文字が流れる
しゃらくさすぎて笑ってしまった。
「次にお邪魔するのはあなたの滝かもしれません」(?)
マジでどういうこと?って思ったけど、言われたらドキドキしちゃうかも。

賞味期限に根拠がない
道の駅に売ってる食品とか、産直系のやつってこの感じあるよね。
工場っぽさのないラベルの商品たち。
【お題】
引越し中の人からは物を盗んでもいいとされている世界
ヒッチハイカーはずっと引越しをしている扱い
ヒッチハイクがこっちの世界よりも勇気ある挑戦とされてるのかも。

みんなで設計して、ひとりで建てる
「みんなで設計」から、めちゃくちゃ効率悪そう。ごちゃごちゃして全然進まないんだろうな。
こういう分かりやすい回答が出せるのは大切だと思う。
専門学校に通いながら作ってる
(一日のタイムテーブルの図付き)
専門学校に1日の大半を費やしてたから、そりゃ時間かかるだろ。
でも、働いて学校行ってるのにちゃんと寝てるのは偉いと思ったし、かにみそさんの優しさが表れてる気がする。
「職人って言われなきゃ動きません!」
変なプライドは捨てなさい!(笑

普段どういうこと考えてるの?
たぶん別の人は「何食べたらそんなの思いつくの?」とか言ってそう。
いや、ゴルフやないんやから
転がすことの重要性が高い、絶妙な例え。

おい田中、中で弁当を食うな
中に入れちゃうのかよ。
あと、スケスケだから隠れられないぞ、田中。
席替え表にUFOキャッチャーも入っている
クラスの一員として認められてるの、なんかエモい。

夢を語りたいやつらがたくさんいる
入りたいやつは入りたいし、入りたくないやつは絶対入りたくないだろうなぁ…
本気で日本語を勉強した猿と、本気の日本語で話せる
猿が話す本気の日本語、聴いてみたいかもしれない。
問題は、俺が本気の日本語を話せるかどうか。

(できる/できない とかじゃなく、)「死ぬ」「死なない」が回ってる
(絵回答)
たぶん、このお題で1番ウケてた回答。
名切くんは「ここがウケそう」に気づく嗅覚と、パッと飛びつく瞬発力が高い気がする。
IKKOの男の部分が出てしまっている
力が入る時ってそうなるイメージあるし、なぜかそのシーンが想像できる。
IKKO回答はたくさんあったけど、その中で1番IKKOを有効活用できてたと思う。

「一旦路線ズレるけど」
シンプルイズベストなハードパンチ回答。
この表現を使う人がいたら、電車好きなのかきになっちゃうかも。

バイキンマンは、アンパンマンが疲れるのを待っている
あいつ、なんだかんだで頭いいもんなぁ…
「カバオくん、君はいつも外にいるね」
言ってやるなよ。
たしかに家にいるカバオくんは見たことないかもしれないけどよ…
ドキンちゃん、昨日は風呂キャンセル界隈だったね
「昨日は」ってことは、毎日見てるのかな。
顔が濡れないように遠くから風呂場を見てるんだろうか…いずれにしても最高にキモ面白い回答。

人参が添えられている
ステーキと馬の共通点で人参を見出せたのすごい。
ナゲットさんは自分と近いタイプだな…とこの大会を通して分からされた。
ゴールが口の形をしている
高速で口に飛び込んでくステーキたち、見たすぎる。

色んな「思う」がありました
日本語だと同じ表現なのに、英語だとバリエーションが多い言葉ってあるよなぁ…
その逆もあるし、小学生くらいの子に読ませたらこの感想はちゃんと出てきそう。
【お題】
万物トーナメントで起きたこと
(1次予選の画像あり)
決勝戦は、生き物 vs カエル
なんでカエルは生き物から独立してるんだよ。
「万物のみなさん、お疲れ様でした!」
万物を司るMCという存在、デカすぎる。
この何でもありお題でラブワナさんと互角の戦いを見せた特殊人間、ものすごかった。

隣のクラスのやつがiPhone29を釣り上げたらしい
そういう噂ってあるよなぁ…
「友達のお兄ちゃんが」とかのパターンも尾びれ背びれついて出回った記憶がある。

バナナは、投げたら戻ってくる
やっぱりあの形に秘密があるのかな。

ババア心配!
俺、まだ仮免!
このお題の吉村さん、妙なリアリティはあるけどくだらない回答がたくさん出ててめちゃくちゃ面白かった。

監督の平均年齢が23歳
監督側に年齢制限がある…?
もしや、選手が60歳くらいだったりするのか。
まだ選手の名前を覚えていない監督がいる
1人しかいないんだから覚えろよ!と思ったけど、逆に1人しかいないなら覚える必要はないのかもしれない。

(どぼどぼこぼす動きをしながら)
「早く、早くストップって言ってください!」
『これ、ストップって言ったら止まるんですか!?』
これめちゃくちゃ面白かった。
そんなにこぼしてたら「ストップ」の後にもさらにドバドバいっちゃうよなぁ…

直接会いに行くと、なぜかもう1人出てくる
ピザだとしても変なシステムだなぁって思うのに。
人生は、1人で過ごすには虚しすぎる
俺と同年代のおじさんが出す回答だと思うと、人生を感じさせられちゃう。
吉村さんには、大喜利仲間たちがついてます…!
コーラを飲んだ後に会いたくなる
かと思ったら、シンプル回答が出て緩急が最高だった。
この後の打ち上げでピザを食べる時、コーラ買ってくればよかった(笑
メモれてた分は以上です!!
回答が出された瞬間瞬間が思い出されて感慨深いと同時に楽しいまとめでした。
お題の写真を撮りそびれた分は文字でカバーしましたが、そのお題の写真を撮っていて「使わせてやってもいいぜ」って方がいたらご連絡ください。
以上、猛烈ツボ上げパートでした。
一本松の目線 編
というわけで、回想を中心とした俺視点でのボケルバ新人王決定戦を書いてこうと思います
エントリーの悪魔
まずはエントリー開始の日、エントリーできた!と思ったらリザーバー枠でした。
3分遅れたら42枠埋まっちゃってるんかい!油断してた時点で俺の負けだと思っちゃいました。
吉村さんと「おじさんルーキーで暴れてやりましょう!」って言ってたのに、俺はなんてことを…
まぁ、そんな躓きがありながらも、キャンセルの方がいたため本番の約2週間ほど前に無事エントリー枠に繰り上がることができました。
運命の予選ブロック組み分け抽選
大会の1週間前、ボケルバ店長のせんだいさんによる組み分け抽選ツイキャスがありました。
(誰と当たるのも嫌だし、変にドキドキするのも嫌だから、観ないでおこうかな…)とも思いましたが、せっかくだから大会を楽しみたいと思い、リアタイしました。
いつも通り、すぐ呼ばれちゃうんだろうなと思ってたら全然呼ばれなくて、最終Fブロックの最後から2番目で呼ばれました。
Fブロックだけが残った時点で、暴れることを誓った吉村さん、我々と同じく30代新人のいなかさんがいることは分かっていたので、半数近くが30代というおじさんブロックに。
その2人以外もマジで当たりたくない人たち(全ブロック嫌なんですが)ばかりでしたが、楽しむ気概は人一倍あったので、当日を待つばかりになりました。
前日と当日(大会前まで)
前日は時間があったし、「大喜利って楽しい!」のマインドを持って大会に臨みたかったので、昼ボケルバの車座会へ。
同じく出場者の魔法のタイらんどさん・POPOJIさん・カラシンさん・瀧山グングニルさんがいたり、審査員を務める前年度チャンプのさとーさんもいて、みんながギアを上げていく感じが楽しくて熱かった。
さとーさんは前日からずっと緊張してたみたいだけど、大喜利としては1番仕上がってたかもしれない。
当日は余裕をもって出発し、秋葉原のヨドバシで炭酸水メーカーのボンベを買い替え(大人なので)。
いい感じの平常心を保ちつつ、急ぎでもゆっくりでもないお昼って何がいいかな…と迷ってたらヨドバシ近くにかつ屋があることを思い出して移動。
注文したカツ丼(竹)が目の前に来たところで「これ、めちゃくちゃゲン担ぎしてる人みたいじゃん…///」と思ってしまい、恥らいを隠しながらも完食。恥を抱えたまま、飲み物を買いつつボケルバへ行きました。
#ボケルバ新人王 、面白かった回答をたくさんメモったので、しがみはnoteにするかもしれません。
— 一本松 (@1_pon_) September 29, 2024
たくさん笑えた分、リラックスして挑めたのが本当にありがたい。
あと、写真は注文した後にゲン担ぎ要素満載なことに気づいて勝手に恥ずかしくなってしまったカツ丼です。勝ち進められてよかった。 pic.twitter.com/x3fIVDzYJa
怒涛の大会本番(回答席に行くまで)
開場時間を少しすぎたくらいにボケルバに着き、入口で季節さんと合流。(本当は緊張していたのかもしれないけど、)いつも通りの力の抜け感な雰囲気でよかった。俺らの前にいた掲ちゃん(武藤掲示板)は表情が固かったかも(笑
受付は列ができており、ちょっと進んでは近くに座っている人と会話し、ちょっと進んでは近くに座っている人と会話し…の繰り返しで楽しかった。
こういう時に顔馴染みがたくさんいる状態になったのは、この1年での1番の収穫かもしれない。
受付後は、みんなの大喜利をなるべく余すとこなく味わいたかったので、審査員にほど近い入口側の最前列に着席。
すぐ後ろには黒川クロムさん・パピコししゃも味さん・狐花レイさんという初対面の方々と、もはやお馴染みの各Aさん。このメンバーとも合間合間に会話できてすごく楽しかった。
始まるまでの少しの時間で、予選を一緒に戦う吉村さん・いなかさんのおじさんチームで「Fブロック、めちゃくちゃ盛り上げてやりましょう」って声をかけ合えたのもよかった。
こういう時、おじさんは心強い。
開始直前くらいにラブワナさんがいつものテンションで来て、「一本松さぁ~ん✨」って話しかけてきて面白かった。本人にもツッコんだけど、「ギリギリに来る人のテンションじゃない」と思った。
そういう所まで含めて、ラブワナさんは人として面白い。今でもプレーヤーとして売れてるけど、もっと売れてく想像ができちゃう。
そんな中で大会が始まると、Aブロックからずっと面白い。
お題の写真を撮って回答をメモしまくっていたのですが、正直追いつかない場面も多かった。
よく会う人達はいつも通りに面白いし、初めて会う面々も面白い上に1問目から個性を見せつけてくるし、関西からの遠征組は揃いも揃って爆ウケするしで本当にすごかった。
自分が審査をするEブロックが来るまでは、ただただ笑いまくって、本当にただの大喜利ヘッズになっていた。
そして、そのおかげでかなりリラックスできた。「あの日の一本松は調子良さそうだったな」と思った出場者がいたとしたら、それはあなたを含めた全員のおかげです。本当にありがとうございます。
勝負の予選Fブロック
いよいよ自分の番になり、回答席へ。
A~Eブロックのみなさんのおかげでかなりリラックスしていましたが、あの人数の前だと少し緊張が戻ってきますね。
1問目の【お店の内装ばかり褒めるグルメレポーター「〇〇〇」(意訳)】では、セリフお題ということで回答に熱量をのせてガンガン行く人が多く、ブロックとしてはロケットスタート。
個人的にも、苦手なセリフお題としては上手くアジャストできて、好きな回答も残せました。
審査中に隣のカラシンさんと「俺たち、パワーで押されちゃいそうですね(笑」ってわりと呑気に小声で話してる時間、けっこう楽しかった。
2問目の【ドロップキックで戦う侍(意訳)】では吉村さんが猛チャージ。(実際、票の大半をかっさらっていた)
吉村さんが出していない要素・攻め方を探りつつ、点には繋がらなかったけどいい大喜利はできたかなと自負してます。
最終3問目は【ハイテンション殺人事件(意訳)】、これが他の人たちも口々に「全員ハネていた」と言ってくれるほどの爆ウケお題になりました。
これを牽引していた印象なのが、いなかさん。いなかさんは派手さと華がある。その勢いにみんなが続いていった気がする。
ハイテンション要素が苦手な俺も、自分なりの理解でなかなかのウケを獲得。
普段あんまり固有名詞を回答に使わない中、古畑任三郎×湘南乃風で拍手笑いを出せたのは嬉しかった。
勝ち負けはもちろん気にしてましたが、それよりも「盛り上がるブロックにしたい」という思いが強かったので、この時点では大成功。
正直なところ、負けたとしてもいい仕事はできたと思っていました。(休憩時間に吉村さん・いなかさんも似たようなこと言ってた)
他のブロックに出ていた皆さんが「Fブロックがすごかった」と褒めてくれて嬉しかったから、いつか7人で同窓会したい。
とまぁ、予選はそのまま順当に敗退でした。
吉村さんもたくめシャーマンさんも面白かったし、強さがあった。納得の敗退。
敗者復活戦
敗退した俺は、そのまま敗者復活戦へ。
敗者復活戦は審査員4人の合議のみにより、各ブロックから1名ずつの勝ち抜けと、それ以外の全員の中から1名がワイルドカードとして勝ち抜けられるシステム。
組み分けでは、黒川クロムさん・パピコししゃも味さんが同じブロックで「悪運ってこういう時に仕事してくるよな」と思った。
敗者復活戦も初めから盛り上がっていて、笑いまくったまま出番に。
横並びのみなさんに「みんなで審査員を困らせてやりましょうよ」と声を掛けたのですが、本当に(良い方で)困らせることになるとは…
お題は【武器を使ってでも勝てと指導する相撲部屋の力士(意訳)】。
ここでついに、得意なタイプの2要素お題が来た…!と2要素大好きプレーヤーの俺は歓喜&何としてもここで良い回答を連発したいと奮起。
かなり良い頭の回り方で、自信を持って出せる回答をいくつも作れました。
途中、マゲにピストルを仕込んでいる力士の絵を描こうとしている時に、大喜るシャザーンさんが「マゲからモーター音がする」って回答でかなりウケてて、マゲいじりは正解だと気づくと同時に、続けてのマゲネタは避けた方がいいと判断して絵を描くのをやめました。
打ち上げの時にシャザーンさんと話したら、互いに「あの人がウケてるな」も思っていたらしく、勝負って面白いなと実感。
このお題も盛り上がったまま終了し、復活者の発表。
俺がいたブロックからはシャザーンさんがイチ抜けし、最後のワイルドカードとして俺が呼ばれました。
(後から聞くと、シャザーンさんと俺とで審査員の1位票が割れていたらしいです。)
イチ抜けできなかった時点で勝ち抜けるのが25人中の1人になるので、正直なところ(終わった…アレだけウケられて負けたならいいか。悔しいけど)と思っていたので、無意識のうちに軽くジャンプしながら立ち上がったし、両手の拳を挙げてたし、審査員と参加者全員にお辞儀してました。
審査員の4人は温かい笑顔でこっちを見てくれるし、近くの席の人たちも一緒に喜んでくれるし、離れた席では吉村さんが一緒にガッツポーズしてくれるしで、本音の「今がピークかもしれない」が口から零れ出ちゃいました。
大喜利人生初の敗者復活戦での勝ち抜け、しかもワイルドカードとして。
あと少し大喜利ができる喜びを感じながら、さらに楽しもうと決めました。
本選~決勝トーナメント
本選では、またしても吉村さんと、別ブロックから敗者復活したドライアドの井村屋さんも予選から引き続き横並びに。
勝ち抜いてまた戦うことになるなんて…と思いつつ、盛り上げる仲間としては心強いなと感じました。
1問目の【モテモテのマジシャン】は形式は得意ながらも要素が苦手めでそこそこな戦いに。
「モテそうな言動」をマジシャンと結びつける作業をしていたら、吉村さんが「チャラくてクズなマジシャン」で爆笑といくつかの悲鳴を獲得してて(やられたな…)と思った。
2問目の【アキネーターの魔人がMCをしているトーク番組(意訳)】はアキネーターの拾い所が難しくてかなり苦戦。
番組の形式とか、会話以外の所まで視野を拡げられたのは良かったけど、もう少しやりようはあったな…
「(魔人がパペットで)思っていたより小さい」って様子を絵回答とかできたらよかったかもな…と後になって思ってます。
というわけで、本選も納得の敗北。
吉村さんが磐石の強さで勝ち上がっていきました。
準決勝は吉村さんvsラブワナさんのボケルバデビュー対決と、かくれどりさんvsたくめシャーマンさんの関西デビュー対決に。
奇しくも、予選Dブロックの1・2位、Fブロックの1・2位の4人による戦いとなっていました。
試合はどちらも延長にもつれ込む激戦。
そんな中で吉村さん・かくれどりさんが勝ち上がり、決勝戦へ。
決勝戦は1問で決めたいというせんだいさんの意向で、拍手ではなく挙手審査に。
ここまでの戦いと同様、どちらもウケていたので拍手では優劣が分からない名勝負でした。
結果は吉村さんの優勝。
共に健闘を誓い合った盟友だと勝手に思っているので、吉村さんが優勝した事実と嬉しそうな様子に胸が熱くなりました。
吉村さん、本当におめでとうございます。
打ち上げ(ピザとクイズのデリバリー)
盛況のうちに大会が幕を閉じた後は、そのままボケルバ内で打ち上げを開始。
せんだいさんがピザを用意してくれたのですが、新人戦ということで若い人が多く、減るペースが早い…!
俺もちょこちょことお酒とピザを嗜みつつ、初めて会う方や久しぶりに会う方を中心に色んな人と話せて最高でした。
ナゲットさんとも話せつつ、同年代だと言うことが判明して歓喜。
審査をしていたやや不安さんやさとーさんがワイルドカードの理由について「まっすぐ面白かった」「あそこで落とすのは違うと思った」「お題を正面から打ち返し続けていた」など話してくれて、復活した時くらい嬉しかった。
あと、赤井meさんやリザーバーで来ていた肩の上の巨人さんが話しかけてくれて、敗者復活できたことを喜んでくれてたも嬉しかった。
しばらくすると、ニシダアツシさんが早稲田式早押し機を準備してくれてクイズ大会に。
1問目の「新人王」から始まり、出場者・審査員・スタッフの名前にちなんだ早押しクイズが出題されて大盛り上がり。
自分の問題はテキサスさんに取られてしまったので、人のを奪ってしまおうと意気込み、「懐かしい」で勝ち抜けました。
(懐かしくん、ごめんね)
途中でスタッフのセブ牛さんと打ち上げから参加したぜあらる。さんがメタ読みだけで大喜利プレーヤーの名前を答える時間があって、2人ともエンターテイナーだなと再認識させられた。
その後は残った人達でイントロクイズやファイブボンバーにも挑戦し、スアールへも行ってみたい気持ちが掻き立てられた。
本当に楽しかった。
帰りはテキサスさん・コバヤシさん・鵺野さんとダベりながら電車で帰って、その間もまだフワフワした感覚だった。
テキサスさんはもちろん、ほか2人も近場で飲みましょう。
帰宅後、そろそろ寝るか…と思って、歯磨きをしながら特殊くんが開いたスペースを聴いてたら「一本松さんの敗者復活がアツかった」とか言ってくれたので、歯磨き後についつい乱入。
(こいつ、今日優勝するかも)と思わせてくれた若き先輩プレーヤーと有意義なおしゃべりができました。
…とまぁ、一連の流れはこんな感じでしょうか。
出場者のみなさん、観覧に来ていたリザーバーの方、スタッフのセブ牛さん、主催・店長のせんだいさん、楽しい時間と貴重な経験の数々を本当にありがとうございました。
またボケルバにはたくさんお邪魔しますし、その日に会った皆さんと、色んな大喜利会でご一緒できるのを心から楽しみにしてます。
新人王に懸けた思いなど
とにかく盛り上げたい
そんな大それたことじゃないんですけど、1番は大会を盛り上げたいと思っていました。
大喜利歴に制限がある大会に出るのは初めてだったのですが、多くの人が自分より後に生大喜利をはじめていて、大会経験がほとんどない人ももちろんいる。
そんな中で、一生に一度しか出られない大会を(自分を含め)みんなのいい思い出にしたいし、大喜利歴や年齢的にも今日の会を引っ張っていく側に立てればと思っていました。
なので、予選Fブロックが好評なのは嬉しいかったし、敗者復活戦は結果が伴う形で盛り上げに貢献できて、本当によかったと思っています。
自分の大喜利を貫きたい
これまでの自分がどれくらいの仕上がりになったのか、審査員やセブ牛さん・せんだいさんに見てもらう絶好の場だと思っていました。
スタイルとしては色んな先輩プレーヤーのみなさんも認知・評価してくれている状態になってきたし、俺は今かなり自分が好きな方向性の大喜利ができているので、勝ちに拘ったりヤケクソになったりでスタイルを崩すことなく、自分の思う「良い大喜利」をするつもりでした。
目標は達成できたし、ワイルドカードに選出もしてもらえたので、かなり高い水準で自分が出せたと思っています。
この結果で、これまでの自分が救われたのと同時に、「お題と真正面から向き合うと、いいことあるぞ」とほぼ同期だったり後輩だったりに示せる機会になったかな…と思ってます。
色んな人と話す
普段の会で会わない人もたくさんいたので、休憩中や打ち上げは意識して色んな人に話しにいきました。
大喜利会の大喜利以外の部分も楽しいと思ってくれる人が一人でも増えて欲しいんですよね…
大喜利中に気をつけていたこと
自分の大喜利が通用すると信じる
上に書いたことと似てますが、これは守っていました。
急にスタイルを変えられるほど器用じゃないし、これまでも数々の先輩プレーヤーたちが自分のことを褒めてくれたし、実際にたくさんウケてきたし、自分のやり方から逸れないようにしていました。
回答を急がない
いつもの傾向的に、合うお題の時は初動ですぐ良い回答が浮かぶし、合わない場合は全然浮かばなくて焦っちゃう。という二極化している自認があり、1つの課題でした。
そんな中、今回は他の人が回答を出し始めても焦らずに1分に1つくらい回答できれば大丈夫なマインドで回答席に座ったら、だいぶ気楽に戦えた気がします。
それに、思い返してみて「捨て回答」がほとんどなかった気がするのもこのマインドを持てたメリットです。
1週間ほど前のボケルバでやった30秒大喜利で最多得点タイになったり、中野大喜利会でやったリレー大喜利でいい感じにウケたりという経験ができたことで、「30~1分あればある程度の完成度で回答が作れるな」ということに気づけ、この戦略が取れたと思います。(関係者のみなさま、ありがとうございました。)
「どれくらいの時間を使えば納得いく答えができるか」の大まかな時間を把握することの大切さを学びました。
ボードを長めに見せる
これはここ数ヶ月に渡って気をつけていることではありますが、今回は撮影・公開されるという点でも気にしていた点です。
今回はさらに、「見た人が面白さを理解するまで少し時間がかかりそうな回答だと思ったら、より長めに見せる」という技を、大喜利中に思いついて試みました。
具体的には【奥めの要素を拾った回答】や、【少し想像させる時間が必要な回答】でしょうか。
大会中に2回ほど使ってみたのですが、いずれもちょっとした間があって笑いが起きたので目論見は成功したということにしています。
まとめ
そんなもんで、長くなった今回の振り返りを終わります。
またどこかの大喜利会でお会いしたいですし、ご飯に行ったり、飲みに行ったりもしましょう。
大会ラストに登場した、新人おじさんとの約束ってことで…!
それじゃ、また。
(おまけ)各パートに入り切らなかったこと
かくれどりさんが準優勝のあいさつで関西の大喜利界への思いを語ったり、関西に遊びに来て欲しい旨を話してて、熱かった。遠征のタイミングを伺おうと思う。
苑苑さんが高打率で華麗に予選突破してたのがかっこよかった。酒飲みっぷりを見れなかったのは残念なので、今度はダラダラ飲めるといいなと思ってます。
あるとさんは今回会いたかった人の一人。パワー・スピード・テクニックがどれも高水準で本当にすごかった。
黒川クロムさんがずっと明るくて楽しそうに過ごしててよかった。縄跳びお題の時にエア縄跳びしてたし、敗者復活戦の前には「さっき、大喜利してる中で1番ウケて負けたから、もうダメだよ~」って笑顔で言ってて、愛される男ってこういうお茶目さがあるんだろうなと思った。
各Aさんが始まる前は「後輩ばかりだと逆にプレッシャーを感じる」とガチガチだったけど、負けちゃった後も真摯に受け止めてて、場数を踏んでる人は強いなと思わされた。
パピコししゃも味さんもずっと楽しそうだった。遠征組と伺ったので関東の人ほど会に参加できないかもしれないけど、このまま楽しみつづけたらどんどん面白くなってくだろうな…
収蔵さんは俺の参戦が決まってからは喜んでくれながらも、ずっと「新人戦にいる松さんは怖い」と言ってくれていて、その言葉を裏切らないような大喜利ができてよかった。収蔵さんもいつもの持ち味が出てて面白かった。
吉村さんが、ピザ2枚くらい食べた時点でお腹いっぱいな表情をしてて面白かった。また少人数で飲みにいきましょ。
季節さんとナゲットさんが並んだ時、(クドカンと三谷幸喜みたいだな…)と思った。2人ともいい大喜利をするので、また大喜利しましょう。
かにみそさんは大会の場でもかにみそさんだった。夢精回答して必死に消すのは面白かったし、打ち上げの時にディスられるかと思わせといて褒めてくれたのも面白かった。
昨日、かにみそじろうさんから急に「予選の時、お題にあったハイテンションな人の解像度が低かったですよ」って言われて、痛烈なダメ出しが始まるのかと思ったら「なのに大喜利の上手さで面白くしててすごかった」とめちゃくちゃ褒め言葉に繋がったのが嬉しくて笑ってしまった。
— 一本松 (@1_pon_) September 29, 2024
懐かしくん(懐かしむ会)がずっと面白かったし、その日に俺が出した気に入ってる回答を褒めてくれて「やっぱり、こいつとは大喜利観が合うかもな…」と思わせてくれた。
はんぺん太郎さんが打ち上げの時にやたら元気だった。「楽しそう」と「何かあったのかな」を行き来してるくらいの元気さ。それは置いといて、大会や企画会の場数も踏んできていて、何か掴んだら一気に面白さが増しそうだと思った。
まいかぐらさんが相変わらず面白かった。肩の力を抜いて見れて、気軽な感じで笑える大喜利ってすごいなと思うので、またあの雰囲気を体感したい。
武藤掲示板がすごく落ち込んでたけど、マジでそんな必要はないと思う。充分ウケてたし、自分がウケても負ける日がある(なんならそういう日ばっかり)なのが対決型の大喜利だから。今度、パワーアップする術を一緒に探ってみよう。
鵺野さんって、手がデカいなと気づいた。
りすさんが、セリフお題をセリフじゃない形式で回答し続けたことを悔やみながら「お題から逃げないようにしないと…!」と話してて、真面目さと熱量を感じた。この人はさらに面白くなっちゃうな。
狐花レイさんは初めてお会いしたけど、たぶんセルフプロデュースが上手い。話している時の雰囲気や回答の系統、立ち回り・服装など「こういう人かな」って何となく分かった気になる。たぶん分かった気になってるだけで奥深い人だと思うので、またご一緒できる日を楽しみにしてます。
スカイハイさんは持ち前の空気感とワード選びが輝きを増しているし、スタイル的には横並びにいて欲しくないんだけど、よく横並びになってて、でも横にいる時は高確率でウケることができるので、巡り巡っていて欲しいかもしれない。どっかでゆっくり話してみたいとも思ってます。
クイズ大会の時、俳句ガスコインさんがモニターに頭をぶつけまくってて心配だった。
あニルくんが会ってなかった数ヶ月の間に落ち着いた子になってて、思わず「よかったねぇ」と親戚みたいなムーブをしてしまった。大喜利もかなり地に足がついて面白くなってた。
クイズ前にニシアツさんから「壊れるからボタンは連打しないで」って説明があった時、ラブワナさんが『高橋名人が来たら、どうするんですかねぇ~✨』って、高橋名人を連打中毒者みたいに扱ってて面白かった。
最前列に座ってたからチラッと見えたんだけど、審査員4人のメモの書き込み量が凄かった。後でこの大会に関する試験があるのかと思うくらい書いてた。
4人が以下に真剣に全ての回答と向き合い、全回答者のことを考え、各試合でどのように配点して、誰にどんな言葉をかけようと悩んだか、4人の熱さを感じました。同時に、去年のこの大会が4人にとって大きな意味を持っているのかなと思わされました。
4人が審査員でよかったです。
さとーさん、アッサムさん、テキサスさん、やや不安さん、プレッシャーと責任がかかる中で役目を全うしてくれてありがとうございました。
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