「クソリプおじさん=敬語が使えない若者」説
クソリプおじさんって、鬱陶しくて気持ち悪いですよね?
「そうは思わない」という人がいたとしても、「いや、私は好きだよ」という人はいないはず。
もしいるとしたら...
クソリプおじさん科の仲間か、ものすごい物好きでしょうね。ええ。
クソリプおじさんとは
まずは、クソリプについて改めて確認しましょう。
主に短文投稿サイト「ツイッター(Twitter)」におけるリプライ(特定のツイートに対する返信・応答)のうち、内容がまったく見当外れであったり気分を害するような言葉が含まれるなど、罵倒したくなるリプライを指して用いられる語。「クソ」と返信を表す「リプライ」を合わせた造語。クソみたいなリプ。
Weblio 辞書「クソリプ」より引用
「罵倒したくなる」ですって。
辞書っぽい言葉で説明されると、より恥ずかしい行為に思えますね。
シンプルに考えればこれをするおじさんが「クソリプおじさん」なのですが、実はこれらとは別に「クソリプおじさんっぽい文体」を駆使してSNSでメッセージを発信したりリプライを送ったりする人がクソリプおじさんとして扱われるわけです。
クソリプおじさんっぽい文体
これはなんとなく把握している人も多いと思いますが...
*絶妙にセンスのない絵文字・顔文字
*なぜそうなるかわからないカタカナの語尾
*やけに馴れ馴れしい呼称
*謎に多い読点(、)
といった、特徴を持った文体を得意とする発信者もまた、「クソリプおじさん」として扱われます。
この人たちは、クソリプをしていなくてもクソリプおじさんです。
世知辛い世の中ですね......8辛くらいありそうです。
詳細はこのあたりを参照してください。
たっぷりの画像とともにクソリプおじさんについて熱く熱く語られています。
そして、今回語りたいのはこの文体を駆使するタイプのクソリプおじさんの方。
では、本題に行きましょう。
なぜクソリプおじさん文体になるのか
これはあくまで仮説ですが、クソリプおじさん文体になる理由は「若者向けの文にしようとした結果」だと思います。
若者と話すなら、若者みたいに絵文字を使った方がいいよな...
↓
よくわかんないけど、明るい印象のやつを使うか
↓
「絶妙にセンスのない絵文字・顔文字」発動
↓
どうも、クソリプおじさんです。
このツイート、反応したいポイントが多いな...
↓
長くなっちゃうから、ちょいちょい区切ろう
↓
「謎に多い読点(、)」発動
↓
どうも、クソリプおじさんです。
気を使わないで接してもらえるよう、フランクに話しかけた方がいいかな
↓
カタカナ使ったりチャン付けするのって、砕けた印象になるよな
↓
「やけに馴れ馴れしい呼称」発動
「なぜそうなるかわからないカタカナの語尾」発動
↓
どうも、クソリプおじさんです。
というように、若者向けに工夫した結果が悪い方へと流れていき「クソリプおじさん」と化したのではないかと。
しかし、「謎に多い読点(、)」の発動条件はさじ加減を調節する機能がぶっ壊れているだけな気がするので、謎は多いままです。
適切な句読点は幼き頃から習得できるよう教育を受けていたはずなのに...
敬語が使えない若者との共通点
ここまで紐解いてみると「敬語が使えない若者」との繋がりが見えたのではないでしょうか。
敬語が使えない若者たちも、「おじさん(目上の人)と話すにはこうした方がいいな」という考えがありながら、正しい言葉遣いがわからずに意図しない所で失礼と言われるような発言をしてしまうわけです。
「絶妙にセンスのない絵文字・顔文字」は二重敬語であり、「なぜそうなるかわからないカタカナの語尾」は尊敬語と謙譲語の混同なのです。
つまり、クソリプおじさん文体も敬語の誤用も、世代や立場を超えた相手とコミュニケーションを取ろうと挑戦したものの、儚く散ってしまった情熱や優しさなのです。(無意味に美しい精神論)
こう考えると、「クソリプおじさんたちも頑張ってるんだな...」と憐れm、思えるのは私だけではないはずです。
他人の思考を想像すると意外な思考が見えてくる
大それたことを言うと、こういうことです。
なりたくてクソリプおじさんになった人も、わざと間違って敬語を使う人も、基本的には世の中に存在しないのです。
いたとしても、UMAレベルの存在確率だと思います。
そして...どちらにしても、その言葉を向けられた人からすると多少なりとも不快なわけで。
そう感じたら注意するもよし、距離を置くのもよしです。
暴力的な手段に走らなければ大丈夫です。
相手と適切な距離感・言葉遣いでコミュニケーションが取れるよう、自らの行いを見直す意志を固めつつ、この一言を締めの言葉に代えさせていただきます。
クソリプおじさん科が
レッドデータブック入りする日が来ますように!
さらにくだらないことばかり投稿してますが、お付き合いいただける方はTwitterもどうぞ。
それじゃ、また。