どデカ大会「大喜利天下一武道会」に挑んできた
鉄は熱いうちに打った方がいいのと同じように、手記は熱いうちに書くべきなので、珍しく早めにまとめ始めてます。
去る2024年5月4日(日)、「第18回大喜利天下一武道会」の予選に参加してきました。
東京で3日・大阪で1日、計4日間の予選があり、エントリー総数は600人近く。
文字通り、日本一の大喜利プレーヤーを決める大会です。
元々は別の予定との兼ね合いで参加できないはずだったのですが、予定の変動があって数日前に参加可能となり、せっかくなら…!とエントリーしました。
当日に至るまでの過程から、思ったことなどダラダラと書いていきますので、ごゆるりとお付き合い下さい。
メンタル作りに苦戦した
どうせなら自分なりのいい結果を残したい!と思うのは、俺のようにこの規模の大会が初めての人はもちろんですし、過去に出場経験がある人ならなおさらだと思います。
やはり、3分30秒 × 2問で今回の評価が決まる状況を考えると、ある程度の気合を携え、気持ちを整えていく必要があると思うのですが、出場を決めて数日後には大会!となった時に恥ずかしながら気持ちがブレブレになりまして、短時間で自分のベストはおろか、ベター・ノーマルすら出せる気がしなくなりました(笑
そんな訳で前日にも大喜利をして気持ちを整えようとボケルバに行った所、その日の参加者の方々に回答があまりハマらず、逆に不安が膨らんでしまいました。
(通常運転くらいにできてて場にハマってないだけだとは気づいてたので、今思うと気にするようなことでもないんですけど)
やべぇな…どうしようかな…と思ってここまでの(決して長くは無い)生大喜利遍歴を思い返した所、自分の好きなやり方でありできるやり方でウケることができており、それを評価してくれる方が何人もいるという事実に回帰できたので、今回も【お題としっかり向き合って、きちんと要素を拾いながら真っ当な回答を作ろう】と自分を信じ直して吹っ切ることができました。
ツイートから俺の異変を察してくれた硝さんが、それと近いタイミングでエールを送ってくれたのもかなりありがたかったですね。
マインドの強度が「やれそう」から「やったろう」にランクアップした気がします。
会場・大会規模に改めて驚く
当日は11:00集合だったので、早めに移動して現地で遅めの朝食をとりました。
メンタルはおかげさまで程よい状態にできていたので、前日寝れないことも無く、会場まで歩く道のりも自然と明るい表情になっていたと思います。
(知らん人が見たら気持ち悪い感じにニコニコしていたかもしれません)
駅から少し歩くと、会場の座・高円寺に到着。
名前の知れた劇場で、中央線沿いに住んでいた時は毎日のように電車内から「雰囲気のある建物だ」と眺めていた記憶があります。
中に入ると思っているより広く、しっかりしたゆとりのあるロビーにいくつかのホール、会場である地下のホールも広くしっかりしたステージにたくさんの客席があり(すごい所に来たな)と言う印象でした。
もちろん、回答時にマイクを使うのも初めて、配信のための撮影が入ってるのも初めてで、不慣れなことが多かったのですが、楽しみが増幅しましたね。
開始直後にブロック分けの発表があり、9ブロックあるうちの3番目でした。
正直、たくさん笑ってる状態であろう後半がよかったのですが、これまでのAブロック振り分けられ率を考えれば良しといったところでしょうか。
ステージにいた約10分間(やれたこと、もっとできたこと)
ものすごく良いテンポで進む中、Cブロックの開始までの待ち時間などほぼ無いようなものでした。
客席からステージに上がり、横並びの方たちとあいさつを交わしたり、マイクチェック時に「よろしくおねがいしまーす」と言ってみたり。
礼儀として…というよりは、少し声を出して自分の肩の力を抜くための行動だったと思います。
スクリーンに名前が表示されているので自己紹介もなく、すぐに大喜利が始まりました…!
1問目
1問目のお題は
【校長が三日三晩しゃべり続ける朝礼「校長フェス~すこしだけながいはなし~」について何か教えてください】
ざっくりと考えると、朝礼・校長先生の講話 × フェスといった所でしょうか。
まずは早めに1答しようと思い、「静かになるまでに5分かかったが、フェス自体が長いので褒められた」と回答。
ベタすぎるかもしれませんが、分かりやすい…かつ放っておけば誰かが使うであろう要素を、長時間のフェスならどうなるかでポジティブめに変換できたので、普段の感覚で考えれられてると感じました。
中盤やや遅めくらいでは「裏庭ステージでは、人気の校長が喋っている」と、他の人が全く触れていなかった複数ステージ導入してみてしっかりめにウケた感覚がありました。
最後には「女校長が話す時、近所のおじいさんが集まっていた」と答え、これもなかなかウケたと思います。
客席に目を向けたことや「女校長」の出現など、ここまで(たぶん)出てなかった要素を出しつつ、妙なキモさとリアリティが出せてよかったかと。
他の人の回答も(覚えられてはないですが)聞きながら笑えていたのはよかったですし、反応としてはこの時点だと3番目…うまくいけば2番目くらいにはつけてるかも。と感じました。
2問目
2問目は
【グランドピアノを背負って運ぶ人「〇〇〇」】
最近はマシになってきたものの、やや苦手意識のあるセリフお題です。
はじめに「なんか、パカパカして運びにくいな…」と、グランドピアノの形状を想像しつつ要領悪く運ぶ人で一答。
司会の方にも上手く伝わってしっかりツッコミを入れてもらえたこともあり、感触良し。
その次かまた次くらいに出した「グランドマザーはもっと軽かったのに」は、あんまりな反応。
名前自体に着目しつつ、おばあちゃんを英語で呼ぶ変さや、当たり前な重さの違いでアホっぽさを意識しましたが、もしかしたらダジャレに近い感覚で聞こえちゃったかもな…
このお題はやはり自分でも明確に分かるくらい苦戦していて、最後は(運ぶことに何かメリットを感じている)と視点を変えて「今日のお代は、ボクだけのためのコンサートにしてもらおう」とポジティブ回答をし、角度の違いは伝わった気がするものの、ややウケくらい。
2問目全体で言うと1問目ほどの手応えはなく終了。
変な状況のセリフお題だったので、もう少しおふざけめの軽い回答を出した方が分かりやすくてよかったかもな…と、他の人のウケていた回答を振り返りつつ席に戻っている時に思いました。
そういえば、ステージが明るいので客席はあまり見えず変に緊張することもなかったのですが、回答する時の視界の端っこにずっと見えていた俺のランボルギーニさんが回答を出す度に笑ってくれていたので、「まだいける!」とペンの歩みを進めるガソリンとなりました。
すごくありがたい&かっこいい存在だ…!
1回戦 結果発表
Iブロックまで全ての出番が終わった後、集計&休憩時間を挟んで結果発表でした。
スクリーンに自分の名前を含む結果が大きく映し出される様は趣味の範疇としてはなかなか体験できないことで、自分が何か大きなことをしたような気分になりました。
そんなことはさておき、結果としては2ポイントで敗退。ルールとして1人1ポイントずつ持っていて、うち1ポイントは自分のものなので、他の人から1ポイントもらえたことになります。
1ポイントしかないということは誰かが俺の事を「この7人の中で1番面白かった」と評価してくれた訳です。
この大会としてはここが大事で、プロセスではなく結果としてクリアしたい所だったので、悔しいながらもかなり嬉しかったです。
初めてのエキシビション
今回は負けたら出番が終わりな訳ではなく、2回戦の集計中に敗退メンバーによるエキシビションマッチがありました。
大会の動画などで観てはいたのですが、その場に参加するのは初めてで、負けた直後からは楽しみにしてました…!
勝負の重圧から解き放たれたプレーヤーは、1回戦よりも伸び伸びと思い切りよく、時に大きくコースアウトしながら次々と回答を出していくのですが、これがすごかった。
1組目から爆笑に次ぐ爆笑、2・3組目も立ち上がる人あり動き出す人あり、配信あるのにこんな回答出していいの?という回答ありで大盛り上がり。
俺は4組目だったのですが、まさかの画像お題…!
ふざけ倒す流れになっていたものの、前3組ほどのおふざけがしにくく他の人も悩んでいる様子でした。
ふざけ系回答が苦手な身としては、コンスタントにまともな回答を出して場を繋ぎつつ、乗れそうな流れを探してましたが、中盤からはからすみずさんのオノ・ヨーコ回答に乗っかって、何とか盛り上がりに貢献できた気がします。
最後の一答は完全に画像と関係ないことを言おうと思っていたのですが、そんな中で隣の気球マイスターがステージ上を駆け回り出したので、「こいつが受け入れてもらえる大会で本当によかった」と保護者的な回答でほっこりウケを獲得…!
その後の短歌さんの皮肉回答や、からすみずさんのブチギレ回答と相まって、いい締め方ができたんじゃないかと思います。
総括&次に書きたいこと
というわけで、初めての大喜利天下一武道会参戦ログはこんなもんになりました。
負けた悔しさはありながらも、やるべきことをやってある程度の評価がもらえた嬉しさ、多く方と交流がもてた楽しさ、大喜利について悩み・考えることができた実りなど、エントリーから終了まで良い経験ができた数日間でした。
途中で挟んだ(書き始めた時にはやるつもりのなかった)自分の回答の反省・添削に書いたことを含め、新たな強みや課題を見つけたのですが、やり出すと更に長くなっちゃいそうなので、そこはまた別途まとめます。
冒頭に書いた通り、本当にダラダラと書いてしまいました…
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
このnote自体や大会での回答の感想を教えてもらえると嬉しいです…!(どっかの飲みの席とかで言ってくれても喜びます)
それじゃ、また。