スシローはなぜ「すし太郎」じゃなくなったのか?【スシローのゆるふわ企業研究#1】
「ウェーイ!!!かんぱーい!!」
僕は同級生たちと日本某所のスシローに来ていた。貧乏大学生だった僕たちは「半額でビールが飲める」というタレコミを聞きつけて、ピラニアのようにスシローに超速で集結した。
調子に乗ってたくさん頼み、たくさん飲んだ。居酒屋よりも明るい店内では、いつもよりも互いの顔が紅潮してみえた。
お会計の時間が近づくと、友人の絶叫が聞こえた。ビールがどうやら半額ではなかったらしい。僕たちは気弱集団だったため、とりあえず破産寸前レベルの会計を済ませて店を出た。
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スシローは国内でも屈指の回転寿司チェーンです。競合と比較してもとても業績が良いんです。
でも、問題もいくつか起きています。商品の表示を誇張してしまったことで消費者庁から注意を受けたり、お寿司ペロペロ高校生事件で時価総額が100億円も失われてしまったり、、、、
この記事では、スシローの財務状況や会社の歴史だけではなく、強さの秘密、トラブルの数々などにまで迫っていきたいと思います。
スシローの概要
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