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立見のススメ

宝塚には立見があるのはご存知ですか?
昨今ミュージカルのチケット代が値上げする中、東宝S席9500円を維持し続けている宝塚、ありがたいことです
そんななか、驚くことに、立見はなんと、1500円、今回の宙組特別公演は、80分のショーだけなので、なんと1000円なのです
生の舞台が映画いっぽんより安いなんて、わたしは最初信じられませんでした

わたしは単純に貧乏なので、A席いっかい行って、あとは立見に6回くらいしか行けないだけなのですが、行ってみると立見にドハマりしてしまいました

メリットは以下の通り
・高みの見物
やはり、一段あがったところからながめられるというだけあって、目の前を遮るものがない!
前のひとの座高が高かったり、前のめりになるひとにあたってしまったり、席の配置上どうしても舞台の一部が見えない、なんてことはよくあることですが、立見では舞台が全部見渡せます
この記事のサムネイルは立見のときに撮ったのですが、舞台を遮るものがないことがよく分かると思います
贔屓を隈なく見れて幸せですね

・気にしいさんにはぴったり
わたしは自分が常に前のめりになっていないか、オペラの可動域がどうなのか、気にしてひやひやしてしまい、観劇に集中できないことがあるのですが、立見は自分のうしろにはなにもないし、むしろ、前の柵によりかかって見ることができるので、楽です!
もちろん自分の持ち場、番号を中心に立って見なくてはいけないのですが、そんなに窮屈ではない気がします

・オーケストラピットや照明の臨場感
見下ろす形になるので、オーケストラピットがよく見えます
ドイホリのときは、御崎恵さんがノリノリで指揮されてるのがよく見えて、楽しかったですし、今回の塩田明弘さんも、ノるタイプだなとおもいました!
そして、センターブロックはスポットライトのボックス?が真後ろにあるので、開演前に、頭から上に手をあげないでくださいとアナウンスがあるのですが、ほんとうに頭の上すれすれにライトが通ります
ひやっとしますが、臨場感がたのしいです
実際、照明さんの声なんかも聞こえて、ああ、舞台はあらゆるひとの支えによってできているんだな、と感動しました

・男性も堂々と見ることができるかも
宝塚は圧倒的に女性の観客が多いですよね
肌感そうです、でも、立見になると、男性の観客も割合多いかな、と感じるのです
実際、座高などを気にせず見ることができるのかな、などと想像しています

・安いので回数多く見ることができる
はい、わたしみたいな貧乏人のいいわけですが、和希そらさんの退団公演ドイホリ14回見に行けたのは、立見に出会えたからです、ありがとうありがとう(T_T)
あーさが咲さんと夢白ちゃんのキスを目の前で受けて、煙たがるときの毎回のアドリブや、WHITE BREATHのあーさとそらさんのわちゃわちゃ(毎回違う)を楽しめたのは、立見のおかげです、ありがとうありがとう(T_T)

デメリットはこの辺りかな
・やはり体力
今回は80分のショーなのでまだ楽だけれども、本公演だと休憩挟むとはいえ、合わせて2時間半立ちっぱなしになってしまう
ただこれは、ギリ20代であることと、ライブハウス通いをしていたことにより鍛えられていることでクリアできていますし、柵によりかかれるので、思ったよりかは楽かもしれません、実際、アラフィフくらいの女性も見かけるので、これはひと次第といったところでしょうか

・チケットを取るのが大変
立見は基本的に一般販売(早い者順)なので、わたしはChromeにクレカを事前に登録し、いつも朝5時に起きて、リロードを14分おきに繰り返し、10時になったら急いでカートに入れて、いつもドキドキで購入しています
こればかりは慣れない頃は大変でした

・オペラは必須
なんせ舞台のいちばん遠くなもので、オペラグラスは必須です
わたしはビクセン アトレックII HR8x32WPを使っていますが、贔屓のお顔をはっきりと見たいのであれば、10倍でもいいかもしれません
ちなみにビクセンの8倍は、B席でも、立見でも、よく被ります笑
個人的に、末席で良いオペラを使うのはちょっと粋かなと、思っていますが、どうでしょうか笑

・やはり貧乏人で身分の差
実際立見は1000円と、SS席の12500円に比べると、1/8くらいのお値段なので、そちらのお席で見ていらっしゃる方と比べてしまうと、身分が違うなあと考えてしまいます
実際、極端に華美な服装で行くと浮く気がしますし、周りを見渡しても、きれいめカジュアルが多いです
特に靴はスニーカーじゃないとしんどいです

でもひとつちょっといいはなしを、チケットを御縁があった方がいらっしゃいまして、その方は同日同公演をS席で、わたしは立見で観劇だったのですが、「席は離れていますけれど、同じ空間で、楽しみましょうね!」と仰ってくれたのです
いろんな考えのひとがいるので、気にしすぎることなく、楽しむ気持ちが大事ですね

それでは良き宝塚ライフを!

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