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ぼくらはみんな生きていた

時代はどんどん変わっていくが、人の本質はさほど変わりはしない。

あまり代わり映えがしないのだ。

善悪構図パターンで把握するか、あるがまま構図パターンで把握するかに別れる。

わたしは、基本あるがまま派だ。そのほうが、善悪からはみ出る部分、つまり決着がつかない部分も、それなりにわかるようになるからだ。

さて、今もって、多くの人は傷つきやすく、すぐ攻撃をしかけがち。そして、世の中から消えるという段階にたどりついた時には、もはや笑うしかない。いや笑いも出ない。みなさん、見事にブスッとして、舞台を去られる。

方丈記ひとつあれば十分把握しうる世界。

無常とは、悲しくも嬉しくもない世界。ただ、変化し続けるという、現代の科学からしたら至極当たり前のことを言っているに過ぎない。あえて言えば、はかなさか。

だから、面白おかしくという選択肢を選ぶ人もいれば、悟りの世界に突き進む人もいる、どちらもある。ただ、あるの世界。

いいも悪いも、それを基軸にものごと世の中は進んでいくのだ。

どのような人生航路をたどるのであれ、人は間違いなく死ぬ。平等だ。完膚なきまでに。

笑って死んでいく者、感謝しながら死んでいく者、楽しかったといいながら亡くなる者、苦しみながらこと切れる者、実に様々で、見事なまでに鮮やかな人生模様を描いていってる。そんな見事な世界がこの世にあることさえ気づいてる方は、やはりそうそう多くはなさそうだ。

ものがほんの少しでも見え始めると、毎日がまぶしくありがたい。生きてるだけで丸儲けとなる。わかる方にはわかる。


お日様、

あんな奇跡の位置をキープしつづけてるお日様に、感謝しないなんてありえない。だから、端くれのわたしでも、毎日、手を合わせ続ける。

当然わかっている。怒らせれば、太陽で焼け死ぬしかないことも。

基本善人でも、魔が差す。善行をするとは限らない。

また、基本悪人でも、悪行ばかりするとも限らない。やはり魔が差す。人助けなどもしてしまう、ん(・_・)?

おまけに、基本悪人が少しでもいいことすれば、基本善人より簡単に誉めてもらえるんだから、基本善人さんはたまったもんじゃない。(→.←)


それでも、悪人さんには魔が差してほしい。

基本善人さんに比べれば、世を引っ張る力学を体得されてるのはやはり基本悪人さんに多いですから。

あの世への投資、今のうちにしておきましょう。

どうせ、世の中、「10円置くのも10億円」も同じなんですから究極は。

人儲けが一儲けにつながるんですよね。


それはそうと、萎縮しすぎた今の世の中の姿。つまらなくないですか。


いいも悪いもその時代時代で替わる。諸行無常。

それでも、

この馬鹿馬鹿しくも素晴らしい世界を少しでも残しませんか。

せめて、こどもたちに少しでも自らの人生を選びとる、砂地みたいなものだけでも、残しませんか?

どうせ、あなたもわたしも、消えるんですけどね。

まちがいなく。

それでも、

少しはかっこつけてそういった爪あとぐらい残しましょうよ。


まあ、どうせそれなんかも消えるんですけどね。

それでも、ムダなあがきでも、いいじゃないですか。

それでいいじゃないですか。

ぼくらはみんなみんな生きていたんですから、まちがいなく......。



ではでは。










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