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人がつながるということ、話がつながるということ

人とのつながりが稀薄となり、ちょっとしたことで、収拾不能なトラブルとなりがちな現代日本社会。

キレやすい人が増え、「まともな関係成立以前に、適度な距離感のほうがむしろ日々課題となっている」ようにすら感じられる。

この国の様々な問題点に想いを馳せると、「普通の日常生活の確保すら困難になる可能性」については、つい最近私たちは実際に体験したばかりだ。あのトイレットペーパー騒動である。

日本人同士でさえこんな状況なのである。

ましてや、日本に出稼ぎの形で来日したまま、長年暮らし続け、結局帰れず、公営の無縁墓地に眠る方たちの存在なんぞ知る人たちは当然少なかろう。知る人ぞ知る、日系ブラジル人の孤独死問題である。

NHK報道番組「クローズアップ現代」2月27日放送分

《 私たち日本人も含め、いまだに全世界で問題になっているのは、やはりあのマザーテレサもさんざん指摘していた「他者に対する無関心」である。》

そして、何よりも問題なのは、他者とのまともな関係構築以前に、

《 「話すらまともにつながらない」状況に、この日本社会全体までもが、次第次第に引きずり込まれていっていることではなかろうか。》

私にはそう強く感じられるのである。

今後もこの問題からは目が離せない。

成熟した日本社会の到来が早まることを願うしかない、今はそんな気持ちである。


ではでは。





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じんさくら
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