雷⚡落ちた
昔、私を本気で怒らせてくれた奴らがいる。
確信があったわけではない。
だが、やめてほしかった、私を怒らせるのは。
そうすれば私は普通でいられたのだ。
完全に人を嘗めきった、そいつらの顔。
まるで子羊でも狙うかのように、彼らから私に向けられる殺気は当時の私にとつては脅威的だった。
どこかネジがいくつかとれてる感じの奴と人を殺すのも仕事だよという感覚に支配されてそうな目付きの奴ら。
まわりには誰もいない。
完全にロックオンされている...。
両側は高い壁が続き正面は行き止り。俗に言う袋小路だ。
ハイエナたちに狙われた私。
ただ哀れではなかった私。
哀れだったのは彼らの方だった。
落ちた!
一番危ない感じの奴のすぐそばに雷が落ちた!
リアルに落ちた。
そこには逃げることを完全に放棄している私がいた。
いやおそらく凄まじい殺気が私から出ていたのであろう。
晴れていた筈なのに、いつの間にか頭上には雷雲が出来ていた。
一瞬の出来事だった。
確かに落ちた!一番危ない奴の真横に...。
そいつは瞬間的にわかったようだ、だれを相手にしてしまったのかを...。次にそいつ自身がどうなるのかを...。
彼らはあっという間にいなくなった。
私は何事もなかったかのように、歩いてその場を去った。良かった、殺さなくて。瞬間止めたから、...よかった。
誰も見てなかった、あいつら以外...。
信じるか信じないかはあなた次第です。🌿
ではでは🌱
【追記】
この記事に関しては、反発される方もおられるようです。今から思えば、半分フィクションということでお読みくださいと書いておくべきだったと思っています。というのも、この記事だけに関しては、年々記憶が曖昧になってきてるからです。気分を害された方、そのような意図はありませんので、どうかご容赦願えれば幸いです。
「記事の価値に対する対価」として評価していただけるのであれば、歓んで素直に受け取らせていただきます。また、個人的な応援のお気持ちからならば、そのお気持ちに深く感謝します。有り難うございます。