ディプロマシー会
今回はAQlounge初の、サブスク会員さん主催のイベント「ディプロマシー会」を開催しました!!
ディプロマシーはおおよそ60ほど前に販売されたかなり古いゲームでそれだけ格式があるゲームだと思います。
このゲームの最大の特徴は、
プレイヤーはヨーロッパ列強7か国の一国となり、より多くの土地を制覇したプレイヤーが勝つ。
そしてプレイ要素からサイコロやシャッフルといった、一切のランダム性が排除されている点にある。ゲームの勝敗は、全てプレイヤー間の外交交渉および、プレイ戦略に起因する。プレイヤー間の純粋な力量差が勝敗に直結する事から、駆け引きと策略、外交センスが問われるゲームです。
初めに僕がルールを聞いた時はちんぷんかんぷんでしたw
何故かといいますと、外交のゲームなのに「売る」ものがほとんど無いからです。
持っているものは2ターンに1度軍が沸く補給地のある土地(以降補給地)、土地、陸軍、海軍の4つでこの中で譲渡できるものは、補給地と土地のみ。
これで一体なにを外交するんだ?と思いましたが、やってみるとなるほど「外交のゲームだな」となります。
まず、基本的に1ターンで各軍には1コマンドしか与えれません。そのコマンドも1マスの移動、隣接している戦闘のサポート、輸送、待機の4種類のみで、盤面を見ればどんな風に守るか、あるいは攻めるかがわかります。
その上で戦力は陸軍も海軍も一律1、サポートをすることで2、3と増やせるのみです。
何を伝えたいかといいますと、一国対一国では基本ドローです。他国の支援が必要となるわけです。
では、どうやって他国から支援をもらうか?
わかりやすいのは土地、補給地、情報。
わかりにくいのはヘイト値や未来です。
情報は他国から得た、進軍の構想や、裏切りの予兆等、ヘイト値は裏切りが多い、約束の破棄などの印象(自身の印象操作も大事)。
未来は、進軍経路を開けておく約束や軍が沸くタインミングだけ補給地を渡す(同盟国に限る)など。
こうしてみると売れるものがものすごく多い事がわかります。
これらから、相手と自分にとってWINWINの関係性と、勝つためのプランニングがしっかりしていないとただただ喰われるのみになってしまう事がわかります。
ここからはやっとゲームの感想戦ですw
今回は経験値が少ない人から国を選択できるシステムを設けていただいたので初参加の僕はトルコを選択。
選択の理由は時代こそ全然違いますが、オスマン帝国のイェニチェリが好きだからです!!
最初は隣国のオーストラリアハンガリー(以後オーハン)とロシアとの間で同盟を結び、どこか裏切ったら残り二国で滅ぼすという協定と不可侵の約束。
その結果、ロシアはイギリス方面へ、オーハンはイタリア方面へ守りを置かずに進軍。トルコも続いてイタリア方面へ。
追加でイギリスはフランス、ドイツとの三国同盟を結んでるように見えたので、最も距離のあるイギリスとスパイ関係へ
どうやら3国同盟ではなく、緩やかな英仏同盟の様子。
その後はフランスとオーハン、トルコでイタリアを3分割する条約を結ぶが、フランスからオーハンを裏切って追い出す支援を要請される。同様にオーハンからもフランスを追い出す支援を要請される。
トルコの判断は「両方の支援に加担したふりをして、優位なほうに付く」になりました。
結果は、対ドイツ包囲網に危機感を覚えたドイツがイギリス、フランスに同時奇襲攻撃。その武力を盾にイギリスと共にフランスを攻め落とす作戦を提案、それを承諾し英独同盟結成。
これにより、フランスはイタリアに戦力を裂けなくなったためそれに乗じてオーハン、トルコはフランスをイタリアから追い出し。フランスは孤立する。
しかし、ここでトルコの状況は悪くなる。フランス、イタリアの滅亡はトルコの進軍先が無くなることを指す。ここにきてオーハンまたはロシアを裏切る必要が出てくるのだ。
オーハンもそれには気が付いて警戒されてる様子。ロシアからは善福の信頼を感じる・・・
正直ロシアの陥落させる方が楽ではあるものの、裏切るならオーハンと決意。
ここだとタインミングを図ったつもりだが、結果大敗。ドイツかイギリスから情報貰ったのかも・・これは流す情報を間違えた自分のミス。
ここで再度オーハンと交渉。どうやらオーハンはロシアにも攻めたいようで、支援要請が来る。こちらは大敗したうえで、まだ進軍されると確定で取られる土地もある以上、断れない・・・・・。進軍しないことを条件に支援する約束を取り決める。
っが!!守ってくれなかった!!!
僕も守ってないけど。ドイツからの提案で、もし進軍してきたら僕が優位になる動きが取れて、かつロシアもノーダメージになるウルトラC作戦が成功。
一気にこちらの優勢に!だが次のターンで油断してオーハンに取られる。
といったあたりで時間切れになり決着。
一位はドイツ、二位トルコでした。
ドイツは同盟のイギリスをロシアにぶつけて動きを止め、オーハンとトルコも互いに攻防戦をさせる事で平和を築き上げた。おそらく手の上で転がされてたんだろうなぁ
トルコは守り勝ち。とりあえず楽しかったしあっという間の八時間でした!!