友人の地元に旅行したはなし(4)
いつもの文字数くらいで書いてたらいつの間にか(4)まで来てしまった。
昨日しこたまお酒を頂いたことで、起床は昼前だった。水をしっかり飲んでおいたおかげでダメージは全くなかった。目覚めた瞬間に二日酔いがないことを確認しとにかく安堵した。旅行先で二日酔いなんてもったいない。
今日の旅程でまず向かうのは「杭州飯店」。
新潟市から車で南に50分くらいにある燕市。
燕市は背脂ラーメンで有名らしく、その背脂ラーメンを提供する中でも有名な杭州飯店に連れて行ってもらった。この背脂ラーメンは、寒い地域でもラーメンを配達するときにラーメンが冷めないようにしようと考案されたらしい。都会のめちゃくちゃな次郎系より素敵な理由でなんだかほっとする。
大学生にもなって背脂がきつくなってきた。食べきれるかななんていう一抹の不安がありながら、列に並んだ。やはり人気店、しっかり行列がある。
店内はよくある中華料理屋なのだが、おにぎりあたためますかのサインがあり一気に聖地感が増す。大泉・まみちゃん・戸次さんもここに来たのかと思うと心が沸き立つのはどうでしょうファン故かもしれない。
中華そばと餃子を頼んだのだが、どちらもインパクトがとてつもない。
餃子はそもそもサイズがデカい。中の餡が熱々で、ビールが欲しくなる。これは地元のおじさんはたまらんやろなぁと思いながら、ペロッと2個平らげてしまった。中華そばもまず見た目のインパクトが凄い。びっしり浮かんでいる背脂に少し怖気づく。スープをすすってみるととにかく美味しい。たまねぎも入っていて、シャキシャキ感がアクセントをくれる。あとは麺の味が好き。ラーメンっぽさはないものの、このくらい強烈でないと完全にスープに負けてしまう気がする。最高でした。
そこから向かったのは彌彦神社。
新潟県民の友人は行ったことがないらしく、ゆったり参拝できると想定していたがいざ行ってみるとかなり混んでいた。新年のお参りのせいかね。
参拝の仕方が独特で二礼四拍手一礼らしく、周りをキョロキョロしながら参拝した。てか12月から熊野行ったり、伊勢行ったり、パワースポット行き過ぎてて神様が喧嘩してないか不安になるくらいだ。
彌彦神社の奥には弥彦山ロープウェイがある。
ロープウェイから見える越後平野の雄大さに圧倒された。
めっちゃ広いやん。そりゃお米育つわ。
弥彦山の山頂まで行ってみるとしっかりと雪が積もっていて、愛媛県民の私は高揚した。雪を踏むとざくざくという音がでて、なんだか楽しい。単なるスニーカーで来ているので明らかに場違いであるのだが、山道をそのまま進んでいった。登りは案外いける、そんな慢心に後から後悔することになる。これはトラップだったのだ。
先の道のりの長さに少々絶望し、引き返すことを決めたのだがそこからが辛かった。とにかく滑る。スニーカーでは無力なのだ。ヤマを張って挑んだテストで明らかに外した時の気分だった。必死に手すりにしがみつきながら階段を下りていく。2回くらい綺麗に転んでしまい友人に爆笑されたのも、ぬくぬくとこたつの中でこれを書いている今となっては笑い話である。
雪山で体を冷やした後はやはり温泉である。
体を温めれば万事解決してしまう。永遠に入ってたい。
温泉入った後は、瓶コーラの自販機を発見し即購入。
瓶コーラってなんであんなに美味しいのか。
そんな状態で友人の実家に戻り、晩御飯をごちそうになった。
せきとりというお店のカレー味のからあげを食し、お酒を頂き、その上お寿司まで、、。
新潟を満喫しつくし、翌朝にはバスに乗りこんで東京へと向かった。
そう、この旅は新潟だけでは終わらないのである。
もう少しつづく
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