5年ぶりのクレマチス
7年前に今の家に引っ越した際、いただいたクレマチスの鉢植えを庭に地植えした。
ところが2年目までは綺麗に花をつけてくれたのに、土が痩せてしまったのか、手入れもしないからか花をつけなくなって寂しく思っていた。
細い蔓を切らないで待っていたけれど、毎年あまり茂るようすもなく、もう咲くことはないのかな、と諦めていた。
今年の春に向けて私がした変わったことといえば、クレマチスの横の薔薇の剪定を思い切って大胆にしたことだった。細い枝を間引くようにして風通しよくしていたせいか、薔薇の葉も蕾も多めに育っていって喜んでいたところだった。
昨日は、その薔薇の第一号を切り、家に飾った。「バーラが咲いた〜」と心で鼻歌歌いながら。真っ赤ではなくピンクの薔薇。
そして今日、庭の薔薇の葉の陰に、昨日は気づかなかった緑にならない若葉とも違う薄いエンジ色が見えたのだった。
そこで近づいてみたところ、なんとクレマチスが2輪薔薇の葉に紛れるように咲いていたのだった。
「忍耐」「時を待つ」
今日はこの2つの言葉がゆっくりと心に沁みてきた。
焦らなくていい。大切に大切に見守っていてほしい。
自分の思いで物事が動くのを喜ぶのではなく、それぞれの命の時を待ちながら、ゆっくりと命の美しさを味わえるようでありたい。
そう教えてくれた花の姿に仕事のストレスがすーっと軽くなっていくのを感じたのだった。
ありがとうクレマチス😊