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国分寺にて

武蔵国分寺が史跡認定100年を記念して、資料館を無料開放中と聞いていたので思い切って足を運んだ。
東京名水100選のお鷹の道を散策し、かつての武蔵国分寺の姿を思いつつ過ごす秋の午後、農家の蜜柑や柿の味を間近に眺めて、縄文時代から人が生活していたという国分寺界隈の地の力を味わった。
東京での生活が長くなり、しかも23区内で20年近く過ごしていたので、食べ物はほとんど店で見かけるだけで、生きることに欠かせないものなのに、遠くから運ばれてきたものばかり食べていたことに改めて気づく。
国分寺にこの春から住んでいるが、通勤途上に畑があったり、国ベジと言って地元野菜が売られていたりすることに生きることの土台を確かにされている気がする。
歴史の語りかけにも耳を傾けてみたくなるから不思議だ。

蛍もいるという澄んだ水の流れ
国ベジを販売してる農家の入り口で
蜜柑の木
武蔵鎧

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