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プロテスタントの死生観はビジネス書に繋がっている話
こんにちは!ノノカです!
新社会人1年目。しかし、一度も出社することなく自宅待機。
読書や勉強等自己研鑽に励むことが未来への自分につながると信じて毎日ポジティブに過ごしています。
そんな私の最近のルーティンの中で一番時間を費やしていることはズバリ
読書です。
きっと同期も、そして世界中の人々がここ数日数週間で多くの本を読んでいるのではないでしょうか。
社会人になった今、小説よりも自己啓発本であったり、経営学の本であったり少し”オトナ”な本を多く読むようになりました。
そんな自己啓発本。それらにあるポジティブなワード。それって実はキリスト教の死生観に通ずるものがあるとご存知でしたか?
正確にいうと、プロテスタントの死生観に近しいものがあります。
キリスト教における基本的な死生観とは、
「死後いったん仮の場所で待機した後、神の教えに従って生きてきたかどうか最後の審判に行われ、天国か地獄へいく」
ことになっています。
ミケランジェロが残した、死後天国と地獄に昇天する人々を描いた『最後の審判』は有名ですよね。
これがキリスト教の死生観の基本なのですが、プロテスタントのカルヴァン派には「予定説」というものがあります。
これは、「あなたが天国に行くかどうかは初めから神によって決められている」というものです。
そう言われると、「大丈夫、天国にいけるし」とやる気なく暮らしても、「どうせ地獄だろ」と投げやりになって好き放題やっても良さそうですが、「天国へ行く前提で頑張りなさい」というのが予定説なのです。
これは、上司が部下を励ます様子にも似ています。
「君には実力がある!絶対上手くいくと信じてるよ!だから頑張れよ!」いわば「やればできる子」と太鼓判を押すというわけです。すると部下はやる気を出して成果を上げる...。
また、カルヴァン派には「天職」といった考え方があります。天に与えられた自分の本当の役割があって、それをまっとうしなさいという教えです。
自分には天職がある。だから上手くいくと信じて頑張ろう。これはなんやら自己啓発書やビジネス書に書かれているポジティブなワードと似ています。
自己啓発本等のルーツはアメリカですし、アメリカはプロテスタントの国です。アメリカで一流と言われるビジネスパーソンは日本人以上にハードワーカーであると聞いたことがあります。
プロテスタントの考えをもとに経済発展した国々の死生観と、現代のビジネス書が繋がっているというのは、なかなか興味深いことではありませんか?
それらを意識して次のビジネス書を読んでみるのも面白いかもしれませんね。
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