昨晩から急に寒くなった。昨日の午前中は暑くて暑くて部屋にあるSEIKOの置時計は31℃を超えていた。その後窓を開けたり扇風機を回したり、どうにかあがいてみたものの29.7℃と健闘もむなしい。 北海道は涼しいという性質上、クーラーの備わっていない家が多い。クーラー?エアコン?いまいち違いも分かっていない。しかし近年の温暖化を見るとそうもいっていられないように感じる。5月には連日30℃を超え、全国の気温ランキングの上位10位を北海道の地名が埋め尽くす。6月はいったん寒くなるもの
いずれ気が変わるかもしれないしこんなことなんて覚えてないかもしれない。 忘れたことすら忘れるかもしれない。 だから今のうちに記録してから寝る。 つまるところ人は皆一人だ。一人と一人と一人と、また大勢の一人が集まりそれがやがて社会になっている。それだけだ。 なんてことはないそれさえわかっていれば寂しい夜も寂しくない夜も幸せな夜も悲しい夜も怒れる夜も、そしてその後迎える朝だって、問題はない。 私は私が一人であるということをきちんと理解できてよかった。 例えば、心通わせた友人と
仕事が終わって外に出ると一面が濃霧に覆われていた。街灯の光が周りにぼんやり滲んでいるさまを眺めているうちに、今日は喫茶店に寄ってから帰ろうという気持ちになった。 通勤用の鞄には一昨日発売日に購入した村上春樹の短編集が入っている。鞄は就職祝に姉が贈ってくれたもので、一年と少しを過ぎすっかり私に馴染んでいる。 お客さんが少なく店内が静かならばゆっくり読書をすると決め、のんびりした運転で向かう。 そこの喫茶店はよく行くつもりでいたけれど、考えてみれば今回行くのは1ヶ月ぶりだ。 友
知らない間に生えてきた親知らず。 怖いから歯医者には行かなかった。 気づいたときには親知らずだけ虫歯になってしまって、親知らずを抜くしかなくなった。 歯医者に行きたくなかったのは実は怖いからではなく、面倒くさかったから、そしてお金をかけたくなかったから。 持病の関係で、経過がいいときじゃないと抜いたあと重症化するといわれ主治医からのドクターストップ状態だったのもある。持病を管理していい状態を維持するのは難しかった。 しかしいよいよ抜かないといけなくなって、状態もちょうど安
遠くにいるしろくまが新しい職につくらしい。 面接があって合格したと連絡があった。 応募の電話しようと思うんだよね。 採用になるかはわからないけど。 とりあえずそれだけ報告。 とある休日の昼下がり、しろくまから電話があった。 「おー!何やるの?」 「それ聞いちゃう?お楽しみにしない?」 「じゃあ予想して楽しんどく」 「まあでも普通の仕事だよ、鶴見も似たような職種バイトでやったことあるかもよ。じゃあちょっと電話かけてくるわ」 ばいばいと電話が切れる。 土日祝は休み。平日8時半
ありがとうさよならまたね 私が今勤めている会社はとある1支店が研修所も兼ねていてほとんどの新入社員が半年から一年ほどそこで仕事のノウハウを学ぶこととなっている。そして順次別の支店へと配属になり転勤してゆく。私は事務職なのでその支店で働きながらも転勤はない業務を行っていて、新入社員でありながらずっとここにいる、いわばみんなを見送る、残される側の人間だ。
眠りにつく前に音楽を聴こうとして何気なくAppleMusicを開く。 曲が増えている。 マンウィズ、ブルーノ・マーズ、WANIMA、dotama、Def Tech、エビ中 一貫性のないような曲がいっぺんに増えてる。 二月ほど前のドライブの途中私のスマホで恋人がログインした以来そのままになっている。 恋人と連絡をとっていないときにAppleMusicの曲がリアルタイムで追加されたり、一緒に遊んでいるアプリをふと開くとちょうどログインしていたり、恋人が別の何処かで呼吸をしている
麦わら帽子にお気に入りのレモン色のワンピースをきて歩いた参道を思い出す。 あのとき、手にはワンカップや缶ビールをそれぞれ持っていた。当時は禁酒をしていたので、私はまるでトマトジュースみたいな味のするおいしくないオールフリーをちびちび飲んだ。 祭りへは二人の同期と一緒に行った。酒を片手にぶらぶらと一通り見終えて満足した。結局ほとんど何も買わなかった。遅めにとった朝ごはんがまだ胃に残っていて、ずっしりとしている。おかしいな、腹持ちが悪そうなパンだったのにな。 どうする?カラオ
月曜日の血液検査で問題がなければ来週中に退院になります。 金曜日、主治医が巡回のときにそう告げた。 早々に退院が決まってしまった。 私には何もまだ覚悟ができていないのに。 持病のこと。会社のこと。 会社での人間関係のこと。 持病を理解してもらうためにしなければいけないこと。 入院が始まってすぐは急なお休みが嬉しかった。 のんびり読書する時間をまとまって取れることが嬉しかった。 でも脳みそは思考停止したように現実から目を背けている。 とりあえず読書を続ける。 まもなく9冊
行動範囲が一気に増えた。院内はオッケー。 同室の年配の女性二人が同時に退院していったので部屋はすっからかんになった。 入院生活で私が懸念していたことがある。 それは放屁問題だ。 シロクマにどうしようと相談したところ、なんだそんなこと?と。 大問題だよ!同室に二人も! え?じゃあ我慢してトイレでしてるの? ……いや、全然平気で音鳴らしてる。 ほら、全然問題じゃないじゃん。もう解決してるよ。屁は出るものなんだから。 確かにそうだ。生理現象だし、カーテンで区切られているから多
前の外国人の恋人と年末に別れてまもなくして今の恋人と付き合い出した。 今の恋人をシロクマと仮定する。 過不足がなく、ちょうどよく、ぴったりはまっているよう。 一緒にいることがごく自然で、一緒にいないと不自然に思う欠けがある。 恋愛対象?っていうのは疑問だった。それ以上の愛を感じていた。 音楽の趣味も合う。本の趣味も合う。お互いおすすめし合った。打てば響くのが心地よい。 えーそれも知ってるの!それも聴くの!守備範囲にお互い驚く。 上の画像はシロクマと最近でかけたドライブの帰り
生きるのが辛くて嫌で嫌で仕方がなくなったので持病の投薬をサボった。その結果、体調は一気に悪化し、緊急入院する運びとなった。 始まりが不穏になってしまったが、今の気持ちがすこぶる快調だ。せっかくなら入院の日々を記録しようと思い筆を取る。 書きたいと思っていた物語やエッセイは、冒頭だけメモした紙をうちにおいてきたので、退院までお預けとなりそう。 最近、日記をよく見る。 私はもともとアナログでかんたんな日記を書き付けている。仕事は職場にバリバリ行っているし、リモートワークはない
昼寝をしたらフライングで夢を見た。 毎年のことだが1月1日になったばかりの夜というのはどうも早寝ができない。 1月1日の朝というのはどこか新しい気持ちで神聖な感じがする。パリッとした姿勢で初詣に行きたいななんて思う。たぶん、1日に眠っている間に誰かがリセットボタンを押しているような。少しもったいない感じもする。 私は実は年越しの熱気が好きだ。みんなお目出度い気持ちになっていて少しプカプカ浮いている。そいて大体2時頃にはみんな眠りについてだんだん熱が落ち着いてくる。私はそれが
新しい年へと明けまして、まことにおめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 私はこういう挨拶だとか節目だとかに改めてなにか文章をまとめたりというのがあまり得意ではない質です。しかし、珍しく今回は文章がどんどん浮かんでくるので、こぼさないうちに掬いあげようと思い書き起こしている次第です。 昨年はnoteを始め、思いついたときだけつらつらまとめる。そんな感じでした。 ありがとうございます! 最初の記事であるやりたいことリストを振り返り、今年のやりたいことリス
私には韓国人の彼氏がいる。 ついこないだ夏季休暇を利用して5泊6日で韓国に行った。 もともとお盆付近は高いだろうからと行かない予定だったが、何気なくフライトを検索してみたところちょうどセールをやっていて、往復一万円だということで急遽行くことにしたのだった。 韓国と言えば今日本ではある意味話題になっている国家だ。 私には少しそれが複雑だ。 多分韓国に彼氏がいなければ気にしなかっただろう。別の国だったなら大変だなあ程度で終わっていて、大して気に留めなかっただろう。 自分事だか
ふと我に返る。私はどうして団子をこねているのだろう? 二月を過ぎると、大学は春休みになった。休みの日は何もやる気がしなくて、グダグダ過ごすこと早一か月。 今日は何を食べて生きていこう。いや、今日も、か…と心の中で独りごちる。気付くとベッドで一日を終えることが増えていた。学校がある普段はきちんと自炊をしているので最低でも週に一度は行っているスーパーも長期休みに入ってからはすっかり行かなくなっていた。 冷蔵庫を覗くが、気が抜けてすっかり弱炭酸になってしまった強炭酸水しか