銀行業の未来について(かなり)漠然と考えた
こんばんは。更新サボりがちですね。笑
ゆっくり自分のペースでできたらと思います。
実は金融関連の端くれで働いてる身なので、たまに業界の未来とかについて考えたりするのです。
自分は考えたことをすぐ忘れてしまうタイプなので、メモも兼ねて書き留められたら。
前置として
僕は個人営業・リテール側をずっと歩んでいるので法人系は実はよくわかりません。笑
今回は断りがなければすべて個人利用の場合の話をしていきます。
今の金融業界は厳しいかも
個人的には「現在の」金融業界がそのまま存続するのは厳しいと思っています。
昨今の低金利はみなさんご存知かと思いますが、つまり商品の内容では差がつかない時代です。どこで借りてもどこに預けても大差ない。(取引状況で優遇金利があることはあったりしますね)
そうなるとこれまで金融機関等で言われてきた営業マンの「人間力」が大事になりそうですよね?いかにお客さんに気に入られるか、この人なら安心できると思わせられるか。
たとえばメガバンの営業マン、地銀の営業マン、信金の営業マンで比較をするなら「人間力」は大事です。
しかし、
ネット専業銀行と比較するとどうでしょうか。ちょっとネットで検索してみると、細かい制度は各行異なりますがやはり借りる際に低金利なのはネット銀行、定期預金で比較的高金利なのもネット銀行や銀行のネット支店が多いです。
営業マンが走り回って必死に営業しても、単純な商品力で負ける場合が増えています。
少し話は変わりますが手数料などもそうですね。たとえば投資信託や株を購入しようとすると(細かくは割愛しますが)手数料が発生します。
ネット証券で購入すると手数料が安めに済む場合が多いです。(投信や株は値上がり値下がりが完璧には予想できないため、選び方で確実にコストを抑えられる手数料はかなり意識すべき部分だと個人的には思います)
誰でも検索すれば簡単に金利や手数料を比較して、申し込みまでできる時代に、営業マンが必死で走り回って数字を積み重ねる作業はいつまでも必要になるかは疑問です。
自分で家計のことを考えられる時代
「金融マンはただの営業マンではない。総合的にお客様の生活をコンサルしていくのだ」
と僕は先輩社員に言われたことがあります。たしかにローンの返済はしっかりプランを立てるべきだし、お金がかかるイベントに向けてしっかり備える必要はあります。金融マン、特に銀行マンは預金、投資、融資等様々な金融商品を提案してくれるでしょう。
しかし、
それって金融マンにしかできないことですか??
結論から言えば誰でも簡単にできる時代になっている(なってきている)のですが。
まず大半の方がメインバンクを決めていてそこで給与を受け取っていたり、ローンを借りていたりするかと思います。
そこの営業マンにお世話になっている方も同じく多いのではないでしょうか。
彼らは自分の銀行、提携してる金融機関の利益最優先です
これは営利目的の企業としては当然ですね。
A銀行の営業マンが「あなたのオートローンはB銀行で借りたほうが恐らく金利が抑えられますよ」
なんて言わないですよね。笑
コンサルの内容はあくまで自社or自社に利益をもたらす商品なので幅が狭いです。
自分で検索かけて比較した方が何倍も良い気がしますね。
最近ではマネーフォワードなど家計管理アプリなんかもあります。個人が自分の預金や借入の状況をまとめることで、自分でライフプランを立てやすい時代なのです。
また海外ではそのような金融情報をもとに商品の提案をしてくれたりするような仕組もできてきているらしいです。
金融情報はかなり重要な情報なので、取り扱い等にはまだまだ障壁がありそうですが、もしそんな時代がきたらいよいよ汗水流して走り回る営業マンの価値はなくなってくるかもしれないですね。
彼らはネットで提案されたものより、質が低い(預入金利が低い、借入金利は高い、手数料が高い)商品を売り歩くだけの存在になってしまうのですから。
なんて考えてみたけど
こんなことずっと前から言われてることなんですよね。笑
金融商品は無形商材なので、より良いものに乗り換えることが容易です。(審査とかはめんどくさいかもですが)
面倒と思っても自分で比較してみる。中立的な専門家(ファイナンシャルプランナーとか色々調べてみてください)の意見を聞いて見るなど。今漠然と使っているそのローン、定期預金、投資信託。他ならもっとお得な商品があるかもしれませんよ。(自分も営業に苦労している身なのであまり大声で言えませんが)みなさんが後悔ない選択をしていけますように…。笑