両親が墓を買うので、一緒に観に行った話。

最近は涼しくなってきた。
そんなある日、父から『そろそろ墓を買おうと思うから、墓守を頼む。』と言われた。

ほほー、墓ですか、ふーん。

こうやって歳を重ねていくのだろう、悪くない。
悲しい話にも捉える人もいるだろう。ただ僕は両親が生きている、元気なうちに人生の終着点について話せた事が少し嬉しかった。

人生の終着点とは、物理的に何処で眠るかという意味。

実際に話してみると、『家の方角はあっちだしなぁ、ここは雪が降ったら寒いなぁ。』などなど、死んでからのことを生きている自分が決めるのは、拘りが溢れる。

他所様の墓も御家柄が出ていて、とても勉強になった。

つくづく思う、

人生に正解はないが、自分がどう生きたいか決めていく作業こそ人生を豊かにする。

正しさより豊かさが人生に必要なのかな。

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