フィルムの中のパナマ Panamá en la película バスと人々の物語 (Fin.)
バスと人々の物語(1991~94)
¡Hola! 1991年から3年間、「パナマ運河」で有名な、中米のパナマで大切な時間を過ごしました。
フィルムに収めたのは、当時の街の風景と、陽気で元気いっぱいの人々の生き生きとした姿。時が流れ、パナマは大きく変わりましたが、あの懐かしい瞬間を皆さんと一緒に旅したいと思います。
私の撮影した写真を通じて、パナマの魅力を再発見し、その心温まる物語をお届けします!
画質は少しレトロですが、ここには特別な物語が詰まっています
1991年。この国には、パナマ運河と同じくらい目を引く存在があることをご存知ですか?それは、なんと市内バスなんです!日本人の色彩センスを一新するほどの、原色たっぷりのバスが街を元気に駆け抜けていました。
パナマの市内バスは、まるで「目立たなければバスじゃない!」と叫んでいるかのような派手さ。ボディペイントは、まるでラム酒を2本空けた後に描いたかのようなインパクト抜群のデザイン!特に「Diablo Rojo(ディアブロ・ロホ)」と呼ばれるこのバスたちは、地元の人々にとって欠かせない交通手段です。運転手が自分のバスを愛情たっぷりに運営しているため、車内にはサルサのリズムがノリノリで流れ、いつもぎゅうぎゅう詰めの賑やかさ!
この「赤い悪魔」の最大の魅力は、そのド派手な塗装。原色で描かれたパナマらしい絵や模様が施されていて、まさに圧巻のビジュアル!その独特のデザインや走行スタイルが「ディアブロ・ロホ」と呼ばれる所以なのです。しかし、2011年頃からメトロバスが登場し、「赤い悪魔」が少しずつ姿を消しつつあるのがちょっと寂しいところ。
パナマのバスは、このエネルギッシュな街の活気そのもの。まるで街の心臓部が躍動しているかのようです!ぜひ皆さんにも、このラテンのリズムと熱気を感じていただきたいと思います!さあ、一緒にパナマのバスに乗って、楽しい冒険に出かけましょう。(2/2話)