労働者にならないために
普段仕事をしていると、どうしても「優秀な人」と「優秀でない人」がいて、そして優秀な人と仕事をしたいと思ってしまう。これが嫌だ。
これは社会人になってから気づいたことだった。大学時代までは「優秀か優秀でないか」という軸で他者をみたことがほぼなかった。
つまり、人間を道具として見ているということである。優秀/優秀でない=使える/使えないという分類。
他者を道具とみなす、ということは自分も道具であることを認めているのだ。労働を資本とする資本主義において、労働者は労働するための道具なのだろう。
これが嫌なら、資本主義をひっくり返すしかないだろう。ただ、その野心もないし、対案もない。労働者でありながら、労働者でないような労働を模索しているところである。
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