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兵站の本2章読んだ感想、まとめなど。


読んだ本


感想



著者の説明が結構わかりにくい。知っている前提で進めるのはやめてほしい

自分なりのまとめ

「太平洋戦争開戦までの流れ」


1.第三次近衛内閣が米英と話をまとめらず総辞職
2.陸軍の力を制御と太平洋戦争回避の為に天皇の側近木戸が東條を首相に推薦
3.対米戦争案を回避案を出して、天皇が承認。
4.対米交渉の為に、駐兵問題を除き米の案を全て受け入れる。
5.モンゴル、新疆、華北、海南島の駐兵を25年間から5年にする甲案をきめる。
6.甲案を決めた後に、東郷外相が突然乙案をだす。
7.乙案→南印仏領(カンボジア)から撤退する代わりに米国は日本に石油を供給する。日本とアメリカはオランダ領インドネシアの必要な物資獲得に相互に協力する。
8.乙案に参謀総長、参謀次官が反発するが、東條が説得。
9.海軍が突然戦争決意を出す。(海軍大臣は戦争回避を発言していたのに?)
10.海軍の突如の大転換を、参謀本部が承認し、陸軍海軍も追随。

「海軍大臣が突如の大転換をした理由」



⚪︎島田海軍大臣が皇族で海軍長老の伏見宮前軍令部総長から「すみやかに開戦せざれば戦機を失う」との勧告を受けたから?

嶋田海軍大臣は、伏見宮のおかげで海軍の異例の出世を遂げていたから、上司の伏見宮の発言に従わざるをえなかった。

「御前会議で無謀な決断を下した理由」
1.米国の戦力把握の甘さ
ランチェスター法則に従えば戦力は圧倒的で、そもそも勝ち目はなかった。

2.エリートの優柔不断。
出身母体に逆らって国策を諌める人材はなかった。

3.行政組織を代表している為に、迂闊なことをいえず、思考力の柔軟性がなかった。石原莞爾の様な思考力ある人間はいたが、内部政治で東條に閑職に追い込まれた。

4.天皇の決断。天皇は婉曲的に和歌で「戦争不可、外交努力」を伝えたが、婉曲的ではなく、直接その事を仰れば良かった。

「日本軍の兵站戦略」



1.1941年、資源獲得を目指してフランス領インドシナに進駐。

2.米国は対日資産の凍結と石油輸出の全面禁止を実施。
3.イギリス、オランダも米国に追随する。
4.南方油田獲得目指して、スマトラ島パレンバン油田を落下傘部隊で奇襲。
5.ボルネオ、ジャワ、スマトラの油田施設も確保。
6.南方油田施設獲得で、石油生産量は開戦前82%まで回復。
7.輸送が問題に…
8.1941年から1944年から石油生産量は向上していく。
9.44年から石油生産量が下がったのは、制空権、制海権を失い、タンカーが潜水艦や航空機に攻撃された為。

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