毎日たくさんほめるって難しい、どうしてか考えてみた
ほめる子育て。
すごいね!えらいね!できたね!
こんな言葉をたっぷりと我が子にふりかけて1日を過ごせたら、親も子もハッピーなんだろうけれど。
わたしにとっては、一生懸命言葉にしようとしないと中々難しい。
その理由をちゃんと考えたことがなかったのだけれど、ちょっと真剣に考えたらひとつ気づいたことがあった。
他人をほめる時って、
できなかったことができるようになった時 やったね!
自分ができないようなことをしている時 すごい!
我慢できたり、何かを成し遂げたとき えらい!
とかがあると思うんだけど、これってゴールが高いところにあるとわかりやすい。
たとえば自転車が補助輪なしで乗れるようになった、とか。
バク天宙返りをさらっとやってこなしちゃう、とか
つらい闘病生活を乗り越えて退院した、とか
こんな時にでるほめ言葉って、自然とでちゃう感じ。
感情が言葉にぽろっと わぁぁすごい!ってね。
でも私たちのなんでもない日常生活では、そんなわかりやすいほめたくなるような出来事ってそんなにたくさん起こらない。
さらに、小さな子どもに当てはめると、”できるようになったこと”は私たち大人が当たり前にやっていることだったりする。
例えば 待つ という行動。
大人同士では「お菓子がだされるまで、よく静かに待てたね、えらいえらい♪」とか「お~!手を洗うの、前の人が終わるまでちゃんと後ろで並んで待てたね、すごい!やったね♪」
なんて言ったら馬鹿にしている と思われてしまうかもしれない。笑
でも子どもにとって 待つ って本当に難しくて。
まだだよ!待ってってば!って1日に何回も言って一生懸命「待つ」ことを教えている親は多いと思うのだけれど。
そのうち少しずつできるようになったころには、やっとできたよ。。。ふぅやっと楽になったな~と思うだけで終わってしまうんじゃないかなと思うんです。
でも、まだできないことだらけの小さな子どもにほめる言葉をたくさんふりかけるには、そこを逃したら終わり。
だから、結構一生懸命言葉にしようとしないと難しいのは、しかたないんだと思う。
わざわざやる、ぐらいじゃないとそもそもきっと無理なんだ。
あ、でもでもまだできないことだらけってことは、言い換えたらできるようになる瞬間だらけってことだから、その瞬間を逃さずにキャッチしてわざわざ『えらい!』『すごい!』『やったね!』って言えるようになったら、意外にすぐほめ言葉だらけの子育てになるのかも....!
さらにほめるを増やすことに役立ちそうなのは、新しくできた瞬間だけに注目するんじゃなくて、これぜひ続けてほしいな ってことをやる度にほめ続けること。
何回ほめたって、ハッピーになるだけ。いぇいいぇい。
子育てを舞台に「ほめる」をたくさん練習してできるようになったら、大人同士のやりとりでだってハッピーな言葉がでやすくなるかもしれない。
難しいけど一生懸命やろう。
あらさがしならぬ、ほめごとさがし。