レボドパ/カルビドパ腸管内ゲル(LCIG)療法とは?
なんとも難しい名前ですね。。。説明文をそのまま載せるとこんな感じ
内視鏡を使用して胃ろうを造設し、空腸までチューブを挿入します。そのチューブに体外式(携帯式)のポンプをつなぎ、レボドパ・カルビドパ製剤を持続的に投与するデバイス補助療法の一つです。
どんな人が対象?
パーキンソン病が対象です。進行期パーキンソン病における最大の問題点は運動症状の日内変動(ウエアリングオフ)やジスキネジアといえます。
日内変動(ウエアリングオフ)はお薬の効果が切れてしまい身体が動きづらくなってしまうこと
ジスキネジアは逆に薬が効きすぎてしまい、身体がクネクネ、意図しない動きをしてしまうこと
今までは内服薬の調整や、貼り薬の使用、脳深部刺激療法(DBS) という外科的治療法などがこれらの治療の選択肢でしたが2016年からLCIGが保険適用になりました。
どんな効果なんだい?
今までの内服などの治療では血中濃度の「山」と「谷」ができてしまうという問題がありましたが、 LCIGはポンプを用いて一定速度で薬を投与し続けるので
血中濃度の「山」と「谷」がなくなり、血中濃度を一定に保つことができるため、ウェアリングオフ症状を改善させ、ジスキネジアの処方をおさえることができるようになりました。
その反面。。
やはり胃ろうを形成してしまうため感染症の問題は生じてしまう様子。。
しかし、だがしかし!
運動症状への改善が大きく就労に繋がったケースもあるためメリットが大きいように感じました!もちろん!個人差があるのでそこら辺は医師と相談してくださいね!
はい!今日の勉強ここまで!1日1回は知らないことに対して記事にしていきますので時間が許す限り閲覧して行って下さい!