「丸編み」と「カットソー」ってなに??
一般的に「ニット」と言われて想像するのは、セーターやカーディガンなどの比較的太い糸で編まれた製品を思い浮かべるのではないのでしょうか。
それらの製品は「横編み」と呼ばれていますが、実は私たちの生活にもっと身近に「ニット」はあります。
私たちが毎日着ているTシャツなどの下着類も実は「ニット」ですが、製品としては「ニット」ではなく別の呼び方をされています。
2018年4月29日(日)に「林先生が驚く初耳学!」 で「カットソー」について特集されていました。
今回はニットの種類を学びながら、「横編み」と「丸編み」の違い、「カットソー」は何か学んで行きましょう。
ニットには大きく分けて『横編み』『丸編み』『経編み』の三つの編み方があります。
「横編み」と「丸編み」の違い
一番メジャーな「横編み」は横方向に往復して編み立てしています。
丸編みは「丸編機」という、円状に編み針が並び、筒状に編まれて生地として出てきます。
また「横編み」の場合カットせず編みながら、「成形」という編み方が出来ます。編みながら形をつくりそれぞれのパーツを繋げます。カットという作業がないので、糸のロス率が低く、縫い代が薄いのでミシン縫製によるごわつきも少ないです。
丸編みで出来たニット組織の生地は、布帛と同じようにパターンをはめてカットし、ミシンで縫製されます。
カットソーとは
丸編みで編んだ生地も「組織」としては「ニット組織」で形成されています。生地としては「ニット」製品としては「カットーソー」と呼ばれています。
製品になるときに、横編みと同じように成形が出来ないので、カットしてロックミシンなどの縫製が必要なのでカットー&ソーイング、略して「カットソー」と呼ばれています。
横編みの製品でも一部カットや縫製が必要な製品もあり、その場合ニットとカットソーの間をとって「ニットソー」と呼ばれています。
横編みに比べて丸編みは細番手の糸で編んだ比較的ハイゲージな編み地が多いですが、それだけでは、丸編みで出来た製品か、横編みで出来た製品かわかりづらいので、裾や袖口の使用を見ると違いがわかります。
続きはこちらから。
http://knittingbird.com/2018/06/07/6350/
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