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40時間くらい寝てない状態で語った小説技法

こないだアキバで会った友人は「考える人」である。考えてるから問いも出てくる。ダベってて出てきたその問いについて、俺もまた一緒に考えた。コーヒーを飲みながら、あるいは酒を飲みながら、徹夜明けの頭で俺は知恵を絞ってみて、ひとまずふたつの理論または技法がいえそうですぞと語った。これは俺自身にも有用であろうので思い出しつつまとめてみる。

まず数式による場面の導き方。数学零点ホルダーのあたくしなりに。本当に零点取ったんだから。

x+y=z

単純な式である。xの変数には人物、yの変数には状況、zの変数が展開される場面。これをひねり出した。
これを使って何がどうなるか。変数を考えてみる。
xに、年齢、性別、職業、趣味、その他特徴などを付与した人物を代入する。
yに、xの人物が関わる場所の様子なり、目的の解決の問題なりの提示を代入。
zに、x+yの演算で導かれたシーンやら場面やらが出てくる。

仮に簡単にやってみると、x=会社員の男、y=昼休みに職場近くの公園で飯を食う、z=飯はうまいか、鳩に餌を投げるか、遊具で遊ぶ子供たちを見て何を思うか、午前中の仕事はどうだったかの回想、昼休みはあと何分か。
このようになる。変数はいろいろいじっちゃっていいんで、xの会社員が女でもいいし、そしたらyはデパ地下のほうがいいかもしれないし、じゃあzもまた変わってくる。
場面の数式についてはそんなところ。

もうひとつは簡単、キャラクターの百人分の表、まあプロフィールとかを作っておいて、小説を書いててキャラに困ったらその中の誰かを引っぱってくればいいんじゃね、という話。これは上の数式のxに代入するものをストックしておくというようにもできる。

取り急ぎ、ざっとこんなところですが。

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金井枢鳴 (カナイスウメイ)
チップありがとうございます!助かります。