断片 意外とデリケート超恥ずかしいぜそんな日常
役所へ行かねばならぬ。さっさと行かねばならぬ。行って書類を提出、作成するなどの用事。毎年やってることだが、これってあまりメリットのない制度のためにわざわざ隣町まで行くので、めんどくさくてなあ。あるのかなメリット。俺の知らないところで。預かり知らぬところで。この空の向こうで。誰かの夢の中で。どうなんでしょうね。わがんねえよう。ちいともわがんねっぺし。帰りにブックオフとか寄ってなんか買ってこよう。あの辺に店舗があるのだ。中古のディスクでも買え。
春なので、といっても昨日今日と冬の寒さ、寒の戻りがあってみぞれなど降った天気。また暖かくなるそうだが。春を逃さずに春のための服をいまのうちに着ておきたい。秋のための服でもあったんだけど。去年って秋があんまりなかったからね。夏から冬に直結してたでしょう。完全にタイミングを逃してあまり着られなかったのだ。春こそ着るぞ。ジャケットの類いなどいいじゃん。あとやっぱフーディガンを羽織りたい。なんか好きなんだよねこれ。五着くらい持ってるんですけど。ひらひらと。裾がひらひらと。オサレはしたいじゃん。イイじゃん。金井イイじゃん。ただあまり若者然としていても人の目を気にしてしまうので、ハートがデリケートなので、そういうとこほどほどにだな。ツラは童顔なのだが。若く見られるよ。
さて。でかい買いものをした結果、生活がままならなくなりそうな気配。とはいえ飯は食えるくらいなのでまだいい。問題はカードのあれやこれやだ。貯金からの現金払いにしといたほうがよかったのかもしれない。まったくどうにもならんね。そこをどうにかしにいくこの緊迫感、えげつねえ展開ながら難所をやってみましょうの段である。古来より貧乏ほど人間を鍛えるものはないという。カネにまつわる真剣勝負をやってればそりゃ鍛えられもするのかもなあ。パンの耳しか食えないだとかのギリギリまでいかなきゃならんか。だとしたら私もまだ自分に甘い。
音楽のディスクが積み上がってしまって憂鬱。いや、愉悦。どちらだこれは。まだ聴いていない名演がここにあると思えば心は弾むというもの。でもねえ。多すぎんだよこれ、この枚数。ボックスものだとかもいったい何十箱あるというのだ。いや、死ぬまでに聴ければ万々歳というところでもあるか。これだけなら余命数十年で聴けると思う。問題はまだ増えるであろうということだ。何やってんだよみたいな話としてディスクに日々狂うもの。コレクターとしては正しいのかな。どうなのかな。マニアになっていく道の途中。時間を見て聴いていこうのいわば覚悟。
必読書はそれぞれにあるそうだ。みんなこれを読みましょう、と一般化はできなくて、この人にはこの本、あの人にはあの本となっているという。だからね、noteの方々みんな本が好きだろうけれども、自分だけの必読書を見つけたらそれは人生の財宝なので、いいねえ。勝ちだよそうしたら。それはその本を読むために生まれてきたレベルのことなので、滅多にない事態、必読書との邂逅。出会えたらラッキーよ。運を使い果たすよそこで、とはいわぬ、なんだかいいことが続くでしょう。ときどき必読書を多く要する人々がいる。たぶん彼らが作家というものなのだろう。よく読まずしてよく書くことはできない、などと、肝に銘じているがゆえ何度でもこういうこというんですけど私。必読書。大事。