5/18 勝者と敗者と読者
Newspicksで与沢翼氏のコンテンツを見つけた。
そして、昔買った雑誌を思い出した。
お前、これ買ったのかよ?って感じでしょうが、書いました笑
新しく出る雑誌には興味があったし(ムックだけど)、ヒルズ族に次いでネオヒルズ族か「これでまた広告出稿増えるかな」と期待もあって。それに、与沢氏に関心があったというより、グラビアに出ていた筧美和子を見たくて買ったといったほうが正しいかもしれない。
あの頃は正直、与沢氏がどんなビジネスしてる人か全く分からなかったけど、電車内広告で書籍広告もガンガン打ってた頃だし、とかく儲かってる人なんだろうなという程度の印象でしかなかったし、雑誌を読んだ後それが変わることもなかった。
しかも、今をときめく編集者・箕輪厚介氏が担当編集だったというのも、今に繋がって面白いじゃないですか。昔から目の付け所が違った訳ですよ。
そして、この記事にも繋がる訳ですよ。
「闇金ウシジマくん」が終了を迎えました。
皆が何者かには成れない
作者の真鍋氏も言及しているけど、この世の中では何者かになるためにはリスクを取るしかない。私は「フリーエージェントくん」を読んで与沢氏が何をしていたのか知ったし、情報商材がそこまで世の中に浸透していることにも気がつかなかった。それくらい平穏で平凡な毎日を送っていたし、唯一と言っていい、自分と全く違う世界を垣間見た気になれるのが漫画「闇金ウシジマくん」を読んでいる時だった。
完全に怖いもの見たさですよね。
絶対に俺はあんなこと出来ないし、あんな場所にも店にも行けないし、友達にも知り合いにもそういう方々はいないけど、現実は漫画よりもっと悲惨で酷いんだろうな、やっぱ怖いなと思って読んでいた。
世の中には勝者と敗者と読者がいる
ウシジマくんから見せたものって、世の中には勝者と敗者だけじゃなく、どっちにも行けずに傍から見ている傍観者、つまり我々読者がいることだと思うんです。コマ割の隅の方に雑に描かれている名も無い人達。
彼らは、成功者へは羨み妬みゴマをすって擦り寄っているかもしれないし、敗者には蔑み憐れみと自分がそうでなくって良かったという安心を得ているかもしれない。目の前の世界が平凡で面白くないから、怖いもの見たさでウシジマくんの世界に行って見るけど、怖い人に殴られて逃げ帰って終わり的な人達。モブ。やっぱ、今のままが一番だよなと思う人達。
昨日書いた内容と関連づけると、
ウシジマくんほど痛くて残酷な世界ではないけど、ビジネス本が媒介とするビジネス界隈だって同じようなもんである。
ビジネス本においては著者が成功者で、敗者は特にいない。無理やり設定するなら、その本を読んでない人を機会損失した人として便宜的に敗者としよう。そして、読者がいる。読者は読んだ後に著者である成功者と自分を同一化して、何となく勝者になった気になる。実態は、何もやっていないから誰にも勝利していないのだけれど。。
何者かになりたいのであれば、読者から抜け出すしかない
読んだだけでは知識が増えただけ。
私は意識高い系でもなんでもないので好き勝手書いてるけど、
世の中には頼んでもいないのに勝手にマウント取ってガブリ寄ってくる人達が多い。そういう人達は俺みたいな人に挑んで勝った気になるのではなく、どうせなら本質的に勝利を目指して何者かになって欲しいものである。そのためには、リスク取らないとね。俺もだけど。
与沢さん、箕輪さん、次に雑誌を出すならば、グラビアは都丸紗也華でお願いします。