どちらも、私の中に…
相手を変えられないならば自分が変わればいい No32 子犬とサメの関係
自分の中に獰猛なライオン、的な例えをすることがあります。私たちの中には、十数個のペルソナがあると言われています。その時々で、仮面をすり替えて生きているわけです。
それは、近しい人間関係においても同じ。今日は、その中でも、自分の中の子犬の仮面とサメの仮面につてい見てみます。
子犬
子犬は、相手と一緒にいて喜ばせることだけが望み。あなたに飽きることなく、ずっと尻尾を振り続ける。冷たい態度を取ることもない。そして、あなたが去る時はいつもがっかりする。
あなたは、子犬を無視することも、飽きさせることも、ぶつことさえできる。それでも子犬はあなたと一緒に居たがる。
それは、相手かもしれないし、あなたかもしれない…
サメ
では、サメは?関係を取り持つことがひどく難しい。サメはあなたのことを全く顧みない。興味があるのは自分の欲しいものだけ。つまり、食べ物だけ。
常に餌を求め、餌をやらないと、食べられてしまうかもしれない…。サメと仲良くなろうとするのは時間の無駄である。
それは、相手かもしれないし、あなたかもしれない…
どちらもいる
ラス先生は言います。「健全な人間関係では、私たちはこの極端なう二つの例の間でバランスをとる必要がある」と。
もし、関係があなた中心で、常に欲望丸出しであるなら、相手はあなたをサメだと考え、餌を与え続ける。しかし、あなたからは何も得られない。一方で、あなたが子犬なら、常に相手を喜ばせることだけを考えて、自分をないがしろにする。次第に相手がサメに見える…。
誰もが自分の中に二匹の動物の要素を持っている。つまり、奪うものと与えるものの要素を持って居るのだと。確かにそうですね。最近では「give-and-take」の概念で語れることがあります。テイカーとギバーの話ですね。
この二つの要素のバランスが鍵とラス先生は言います。極端にどちらかのペルソナを被り続けることが、長期的にどんな影響をもたらすか考える必要があります。相手ではなく、自分の中にいる子犬とサメが手を取り仲良くなるように心がける!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?