「すべき」根性を捨てる
相手を変えられないならば自分が変わればいい No31 有効性
「自分の中の”すべき”を手放すのは難しい…」そうラス先生は言います。確かにそうですね。自分に関することならともかく、誰か、特に、親しいパートナーに向かって、「あなたはこうすべき」を捨てるのは至難の業と言っていい。
態度、習慣、クセ、言いかた…。気になることは山のようにあり、それを止めた方が良い理由も山のように思いつく。
しかし、それを、「靴下は脱いだらすぐに洗濯かごにいれるべき」とため息交じり、あるいは、語気を強めて言うかどうか。そこで、ラス先生は言います。
「自分の中のすべきを手放すのは難しい。だが私たちの関係を元気にしておくためには、せいぜい軽く握っておくくらいがちょうどいい。」と。そして、「なので、こうした物語が現れたらそれに囚われることなしに、自由に行き来させよう。そして心のささやくすべきではなく、実際に有効な行動をしよう」と言います。
私の側も今までの習慣を踏襲して、「~すべき」と言うのではなく、有効な行動をする。そう、そのすべきが有効ではないことはもうほとんどの人が気づいている。しかし、辞められないのは、こちら側が、そのストーリーに囚われているから。
靴下片付けさせるストーリーに囚われている。そして、そのストーリーは、いくらすべきと言っても終焉にはならない。であれば、別の有効な行動を取ろうというわけ。
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