夢の地図の虎の巻 その1
今日も一緒に己を高めましょう!!
夢の地図は、くろさき歯科(https://kurosakishika.com/)院長黒﨑俊一先生と一緒に作ったひとのやる気を高めるためのツールです。このマガジンでは、夢の地図の中に数多に詰めこまれた価値を、あと付けで理屈付けしていきます。まず夢の地図があって、理屈はあと乗せサクサクです。
今日は、夢の地図で、良い方向性について聞く効果について、“自己高揚動機”という考え方で説明してみます
1.自分理解と動機づけ
私たちが自分について考える時、それは、コンピューターのように正確な計算にもとづいたものではなく、動機づけによって方向づけられています。つまり、動機づけ次第で自分の理解のしかたが変わってしまうといえます。だったら、より良く自分を理解するには、動機づけの仕方や仕組みを学んじゃった方が早いですね!!
動機づけ(motivation)
:行動の理由を考える時に用いられる大概念であり、行動を一定の方向に向けて生起させ、持続させる過程や機能の全般 出典:心理学辞典 有斐閣
2.自己高揚動機(self-enhancement motivation)
私たちは、自分について良い感情を持ちたい、生きている価値のある人間だと思いたいという傾向を持っています。その傾向が自己高揚動機です
1)ポジティブ幻想(positive illusion)
私たちが適応的に生きていくために必要な幻想であり、自分を非現実なまでに肯定的に捉える、非現実的な楽観主義等の性質をもった幻想です。それはあくまでも幻想であるけれども、幻想がよりポジティブな感情を作り出し、行動を想起させるなら、その方が良いですよね!!
2)セルフ・サービングバイアス(self-serving bias)
ポジティブ幻想に則って、私たちには、自分を強き者、よき者とみなすポジティブに考える傾向がありそれをセルフ・サービングバイアスといいます。このバイアスは強力で、自分にとって良くないことを意識した場合、別の側面で自分を高く評価しようとすることが研究からわかっているほどです。夢の地図で、まずは最悪な状況を聞いた後で最高の状況を聞く意味がこの辺りにありそうですね!!
そうだ、夢の地図、作ろう!!
ご希望の方は、合同会社フォルケホームページ(https://folke.co.jp/)よりお問い合わせください。
参考
グラフィック社会心理学 池上知子/遠藤由美 共著 サイエンス社