感情の後先
相手を変えられないならば自分が変わればいい No3 愛と行動
気温が上がってきましたね。汗ばむ陽気になりました。みなさんは、暑いから不快ですか?不快な理由が暑さですか?
感情の後先
昔、大学で、感情が顕れるメカニズムについて習った時、感情の顕れ方について、「(末梢神経)身体反応→感情」(ジェームズ=ランゲ説)と「(中枢神経)感情→身体反応」(キャノン=バード説)を学びました。
恋愛関係などの親密な関係では、常に感情と向き合うことになります。そして、多くは、感情に振り回されることになります…。
本書の著者ラス先生も、奥さんとの関係を例に、「役に立つ提案」として、次のように言います。
愛を行動としてとらえる
どういうことか?愛の感情は非常に気まぐれでコントロール不可能。しかし、愛の行動は、コントロール可能。もちろん容易くはない。
まず、心を開き、自分が消耗する前に怒りに場所を空けてやる。そして、自分が正しく相手が悪いという思考から距離を取り観察する。私の経験上、特に親密な他者であるほど難しい。でも、これやってみると、自分じゃなくて、相手が変わります。本当にみるみる変わります。
そして、この“感情に場所を空けてやる”というのがどうやら行動なのです。そして、親密であるほど、この行動の影響が大きい!!