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心のこんな囁きにはご注意!!

幸せになりたいなら幸福になろうとしてはいけない No25 心が不快感情を助長する方法

 おはようございます。
 
 今日は、心が不快感情を助長する狡猾な方法について見ていきましょう。こんな囁きが心からやってきたら要注意です!!

 これらの囁きは、一見、不快な感情の原因を見つけて解決しようとする糸口を捜しているようで、しかし、それは不幸にも裏目に出てしまうし、たいていは、不快な感情が起こった理由は大したものではない…。

 なんだかわかる気がします。
 では、見てみましょう。

どうしてこんな気分なんだ?

 この質問は、抱えている問題を一つ一つ検証させ、何がこの感情の原因が特定させようとするといいます。しかし、それが気分をさらに悪化させる。人生が問題だらけであり、その解決に多大な時間を費やさせようとする…。

こんなことになるなんて、私が何をしたというんだ?

 ありますね。これは、自責の念を駆り立て、過去の悪事を蒸し返し、宇宙が自分を罰することになった原因を見つけ出そうとする。その結果、なんてちっぽけで無価値な人間かと感じてしまうといいます。

なぜ私はこうなんだ?

 この質問によって、自分の人生をくまなく振り返り、現在の境遇に置かれることになった理由を探そうとする。怒り、恨み、絶望の感情を引き起こし、多くの場合、両親を責める…。

私にはどうすることもできない!

 この質問にはバリエーションがあって、「私は耐えられない」「私には対処できない」「神経が参ってしまう」などがある。こういう感情を持っていると、何か悪いことが起こるぞ、という物語を伝えてくる。注目するに値するだろうか…。

こんなふうに感じるべきではない

 これは古典的なコメントだそうです。心が現実に対して議論をふっかけてきている。しかし、現実は、今感じていることが現在の感情なのに。しかし、心は言う、「現実が間違っている」。この主張が聞き入れられることはない…。

こんなふうに感じなければいいのに

 これは、夢想に過ぎない。心の大好きな気晴らし。「もっと自信が持てればいいのに」「こんなに不安でなければいいのに」などバリエーション多数。私たちは別の可能性について長々と考え、違う感じ方ができさえすれば人生がどんなに良いものになっていたかを夢想する。

 以上、リストはもっと続くらしいですが、本書では、ここまでにして、「たった今から、心がこれらの質問や囁きであなたを引きつけようとしたら、その場で捕まえよう」と勧めます。しかし、このゲームには不参加を表明し、土俵に上がらないということですね。

 しかし、狡猾ですよね、心は…。ころっと騙されてしまいそう。しかし、それもこれも、原始の時代から引き継がれた、私たちが自分の命を守るための本能の仕組み。

 「心よ、ありがとう。でも今日は君の相手はしないよ」

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