君の瞳に乾杯
相手を変えられないならば自分が変わればいい No21 今、目の前にある刹那
寒暖差が激しい…、調整難しいですね。
表題は、不朽の名作「カサブランカ」のワンシーン。果たして、その愛は、醒めるのか…。
完全な注目がもたらす恩恵
ラス先生は言います。「他者への最高の賞賛表現の一つは、相手に全面的に注意を向けることだ」と。
相手が自分に注目を向けている、そして、自分も相手に注目を向けている。好奇心のかたまりとなって、今の経験に心を開いている。その状態が、現在に集中するということ。
確かにそうですね。いわゆる夢中な状態は、もう本当に最強ですよね。ただ、もちろん、冷静ではない…。しかし長続きはしない。素敵な肖像画にぞっこんしたとして、その絵への興味は徐々に薄れていく…。
相手は、肖像画ではない
ACTの主要な方法にマインドフルネスがあります。マインドフルネスは相手を肖像画と区別するといいます。なぜなら、相手をよく見ると、その人に、深みと人生、意味を発見する。深い呼吸の代わりに、相手に集中する。
相手に集中するという時、それをラス先生は、「en-gage」と表現します。これはフランス語で、作る-誓う、という意味。
パートナーに完全に集中している時、それは相手に対して何かを誓っている。言葉よりも深いレベルでメッセージを送っている。
ただ、全集中は、難しい。全集中を保つコツを明日見てみます。今は、とにかく、今目の前にいる相手にen-gage。