科学が教える! 効果の高い勉強法ランキング #3
前回は、効果の低い勉強法を紹介しました。
読んだ方の中には「実際にやってるよ……」という人も少なくないと思います。
しかし心配することなかれ! です。ちゃんとカウンターがあります。つまり効果的な勉強。今回もランキング形式で3つお伝えします。
この3つ以外にもあるのですが、「効果大」のものをピックアップ。
ちなみに、中学生や高校生の方以外にも通用する方法です。資格試験やお仕事で学びが必要な人にも十分効果のある勉強法になっています。
ぜひ参考にして下さい!
ポイントは「思い出す」と「分ける」です。
とりあえず、見ていきましょう。
1. 頑張って思い出す
「え、何それ?」と思いました(笑)?
別名「アクティブリコール」とも言います。
例えば、以下のような方法があります。
覚えたことを紙に書き出す
問題を解いてみる
フラッシュカード など
おすすめは「覚えたことを紙に書き出す」です。
①教科書や参考書の説明を読む
↓
②覚えていることを紙に書き出す(何も見ない)
↓
③教科書や参考書で再確認(答え合わせ)【これを繰り返す】
この時、書けなかった所や、思い出せなかった所があれば「ああ、そうだった!」となるはずです。その瞬間、脳にインパクトが残り、記憶に定着しやすくなるって仕組みです。
2. 勉強する時間を分ける
要するに時間を小分けにする、ということです。一度に長時間勉強する、の逆です。別名「分散学習」とも言います。
同じ内容を時間を空けて学習する
例:1日目→3日目→1週間後→1ヶ月後
最適な時間の空け方については「これ!」というものは決着がついていないようです。
上の例を参考に、勉強のスケジュールを立ててみるのもよいでしょう。
あまり急ぎでなければ(テスト直前など)、「適度に忘れたタイミングでノートを見返してみる」「週末に見直す」といった方法でもよいと思います。
1回あたりの勉強時間はその時々ですが、最大でも30分くらいで違う教科に移るか、休憩する、がおすすめです。
あくまで最大30分。数秒、数分でも、その時の目的が達成できていればOKです。
第1位「アクティブリコール」と組み合わせると結構効果が高いです。
3.教えるつもり勉強法
誰かに教えることを想定して勉強すると、学習効果が高まることが研究でわかっています。
つまり、説明を聞いてくれる人がいなくても、教える「つもり」感があればOKということです。
あ、説明を聞いてくれる人がいればそれにこしたことはありません。
説明することを意識して理解しようとする
自分の理解が不十分な部分に気づきやすい
やり方の例
家族に説明するつもりで学習する
友達に教えることを想定してまとめる
実際に誰かと教え合う
今日から始める!効果的な勉強法
今までの勉強法を変えるのは、少し大変かもしれません。 でも、少しずつ効果的な方法を取り入れていけば大丈夫。
例えば、こんな風に始めてみませんか?
教科書を読んだ後、誰かに説明するつもりで内容をまとめてみる
授業の後で、友達と教え合う時間を作る
暗記が必要な内容は、時間を空けて復習する
ぜひ、明日の授業から試してみてください!