神の生贄の子供
インカ帝国の子孫繁栄や豊作の儀式のための生贄の風習であるカパコチャで神に捧げられた少女たち。
これを初めて見た時、ついこの前まで生きていた様なとても状態が良いミイラだと思いました。
約500年前のミイラとは思えませんでした。
アルゼンチン北部の火山、ユヤイヤコ山の山頂で1999年に発見されました。
インカやアステカは生贄の文化というイメージです。
この少女のミイラは推定13から15歳で、庶民の出身だったことがわかっています。あるいは農民よりも低い身分だったのかもしれません。
生贄に選ばれてからは栄養状態が改善されています。それまで野菜類が中心の食生活でしたが、タンパク質やトウモロコシを中心とした特別階級の食事に変わっているのです。
少女は死の儀式の巫女として選ばれたのです。
どんな思いで山に登り死を迎えたのか?死生観が違う私たちには想像できませんが、安らかに眠るような表情に救われました。
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