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雛型思想と古史古伝
日本には古事記と日本書紀という認められた古文書があります。
しかしそれ以外の古史古伝は偽書として闇に葬られています。
歴史は勝者に都合よく書き換えられるのは、世の常ですが、本当に正しい歴史はいらないという事なのだろうか?
古い神社や旧家から見つかった古文書を、偽書としてしまっているのが現状です。
日本はあらゆる出来事の縮図になっているという考え方は、大本教の出口王仁三郎が言い出したものです。
大本教は九鬼文書ときわめて深い関係があります。熊野の九鬼家の末裔である丹波国、現在の京都藩主、九鬼家に伝わる古史古伝が九鬼文書(くかみもんじょ)です。
鬼という文字で神と読むのは、なんとも意味深です。
その内容は、宇宙開闢から明治時代までの壮大な歴史書になっています。
超古代から古代にかけては神代文字で書かれていました。奈良時代に入り、藤原不比等によって漢字に書き改められ、時代ごとに新たに書き加えられているのです。
作者は分かっていないのですが、アメノコヤネの時代に書かれたとされています。
天照、素戔嗚、月読の三柱神をあわせて三貴子と呼んでいます。九鬼文書では三貴子の血統は日本列島に留まらず、海外に広がっています。
歴史上の聖人たちは、日本の神の末裔だと主張しています。
ノアとモーセ、キリストは素戔嗚の血統、釈迦は月読の血統だと言われているのです。
一見すると荒唐無稽な書物ですが、嘘だと言い切れるのでしょうか?
日ユ同祖論にも通じる話しではないかと思います。
歴史は勝者によって書き換えられている。
そう考えると、本当の歴史が書かれている書物を偽書としてしまえば、正当性が保てるのです。
雛型思想では、九州はアフリカ大陸、北海道はアメリカ大陸、四国はオーストラリア大陸、そして本州はユーラシア大陸にと、日本列島は世界の五大陸に完全に対応しているのです。
ただ形が似ているだけではなく、相互に照応関係にあり、九州で起こったことはアフリカでも起きる。本州で起こったことはユーラシアでも起きる。世界の出来事とリンクしているそうです。
しかも大本教は世界の縮図である日本の、さらに縮図であるというのです。
第二次世界大戦中の大本教への宗教弾圧事件が起こったとき、日本はこの戦争に負けると予言しました。これは日本の未来だけでなく、世界の出来事の予言にもなっています。
今となっては破棄された古文書や文献などには、真実が書かれていたのかもしれないが、読むことはできません。あるいはどこかにまだそうゆう古文書が眠っているのかもしれません。
東日流外三郡誌や上記、富士宮下文書など中央王権の正史とはまた別の見方ができることが書かれているのです。それらの解読が進めば、また違った日本や世界が見えてくると思います。
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