6分間歩行テストの結果について
6分間歩行テストの結果がどのようになっていることを知ることで臨床に役立てることができます。
患者さんにフィードバックすることもできますし。
また、心不全など、疾患によっても様々な報告もあります。
さらに、臨床上指標となる距離んついての報告もあります。
【引用開始】
移動能力低下のスクリーニング:6分間歩行距離<400m[J Am Med Dir Assoc 12 ; 403-409,2011]
心不全患者において6分間歩行距離は,心肺運動負荷試験により得られた最高酸素摂取量と有意な正の相関を認め,生命予後の予測能は同程度である[J Am Coll Cardiol 60 : 2653-2661,2012]
【引用終了】
【出典元】運動療法エビデンスレビュー (臨床・研究に役立つ評価指標・基準値・介入のエビデンスをこの一冊に凝縮) 】
です。
その他、最近の報告でも臨床上では<400mが臨床上の基準としてるものもあります。
Cawthon PM. Assessment of Lean Mass and Physical Performance in Sarcopenia. J Clin Densitom. 2015 Oct-Dec;18(4):467-71. IF 3.015
ちょっとアブストラクトしか読めてませんが。
さらに、スポーツ庁でも取り上げられていて、長年調査が行われています。
さらに、平成29年度の調査結果についての報告がでています。
【引用開始】
65-69歳
男性 n=866 平均値 631.34 標準偏差 90.04
女性 n=865 平均値 591.33 標準偏差 71.55
70-74
男性 n=862 平均値 607.46 標準偏差 89.77
女性 n=858 平均値 568.49 標準偏差 71.23
75-79
男性 n=851 平均値 582.07 標準偏差 88.63
女性 n=842 平均値 534.09 標準偏差 81.74
【引用終了】
【出典元】スポーツ庁 平成29年度体力・運動調査結果の概要及び報告書について
http://www.mext.go.jp/…/chousa04/tairyoku/kekka/k_detail/14…
地域在住の高齢者は、やはり疾患のあるような高齢者と比較すると、距離は長いです。
片足立ちについても、調査されています。
指標として知っておくと良いと思います。
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