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認知症の診断基準とは
認知症。
認知症で困っている人は、そもそもの認知症とはどんな病気であることを知ることは、認知症者である家族のことを知ることになります。
認知症で、まだ、困っていない人は、まだ困ってなくてよかったって思うかもしれませんが、困ってから、調べようって思っていても、調べれるような時間はありません。
認知症で、まだ、困ってない人も、自分が認知症になってしまって、家族や他の人に迷惑をかけるかもしれません。
実際に、困っている人以外は、別にってなると思うんすが、知っていることで、避けられて、そのリスクは減らせれます。
っていうところで。
そもそも、認知症とはっていうことで進めていきましょう。
認知症の診断基準とは
認知症の診断基準はどうなっているでしょうか。
世界保健機構における国際疾病分類第10版(ICD-10)では、認知症とは『通常、慢性あるいは進行性の脳疾患によって生じ、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断など多数の高次脳機能障害からなる症候群』とされています。
つまり、認知症とは
①慢性のもの。
②進行性のもの。
に分けられ、進行性のものは、脳疾患によって出てくる。ということです。
で、何が症状として出てくるかというと高次脳機能障害です。
つまり
①慢性の脳疾患によって、高次脳機能障害が出現する症状
②進行性の脳疾患によって、高次脳機能障害が出現する症状
ということです。
で、この高次脳機能というもの中に、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断する機能がありますってことですね。
シンプルですが、そういうことです!
詳しくは下記の参考文献をご参考に。
ICD-10のほかに、NIA-AAによる基準やDSM-5というものもあります。
【参考文献】
【融道男ら ICD-10 精神および行動の障害:臨床記述と診断ガイドライン 東京:医学書院;1993】
【参考文献】
【Mckhann GM, Knopman DS, et al. The diagnosis of dementia due to Alzheimer's disease: recommendations from the National Institute on Aging-Alzheimer's Association workgroups on diagnostic guidelines for Alzheimer's disease. Alzheimers Dement. 2011 May;7(3):263-9.】
【参考文献】
【日本精神神経学会 高橋 三郎 (翻訳), 大野 裕 (翻訳), DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル 東京:医学書院;2014】
ではっ!