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パーキンソン病ガイドラインについて

パーキンソン病の患者さんに対するリハビリテーションを行うには

パーキンソン病に対する治療ガイドラインを確認することが必要です。


日本神経学会では、2011年に発行されていて、2018年に改定されています。

パーキンソン病ガイドライン2018では下記のような内容でまとめられています。全部PDFで見ることができていますし、医学書院より刊行されています。

と言うわけで、どこを読んだら良いかの紹介です。


引用開始

序文・目次等
神経疾患疾患診療ガイドラインの発刊にあたって

目次
略語一覧
序章 パーキンソン病とは
序章
第Ⅰ編 抗パーキンソン病薬,外科手術,リハビリテーションの有効性と安全性
資料
第1章  L-ドパ
第2章  ドパミンアゴニスト
第3章  モノアミン酸化酵素B(MAOB)阻害薬
第4章  カテコール-O-メチル基転移酵素(COMT)阻害薬
第5章  アマンタジン
第6章  抗コリン薬
第7章  ドロキシドパ
第8章  ゾニサミド
第9章  イストラデフィリン
第10章  手術療法
第11章  パーキンソン病のリハビリテーション
第12章  公的制度・費用対効果
第Ⅱ編 Evidence Based Medicineの手法を用いた推奨
第1章  GRADEシステムを用いたエビデンスの質と推奨
第2章  CQ1早期パーキンソン病の治療はどのとうに行うべきか
第3章  CQ2運動合併症に対する治療について
第Ⅲ編 パーキンソン病診療に関するQ&A
第1章  診断,予後
第2章  治療総論
第3章  運動症状の治療
第4章  非薬物療法
第5章  非運動症状の治療
第6章  将来の治療などの可能性

引用終了

出典元:一般社団法人 日本神経学会 ホームページ パーキンソン病診療ガイドライン2018 (www.neurology-jp.org)

と言うことで

序章にある病気の内容については、確認しておきたいことろです。

第1章〜第9章までは、抗パーキンソン病薬について。

第10章では、非可逆的な破壊術やDBSなどの手術療法について。

第11章ではリハビリテーションについてなので、もちろん確認しておきたいところ。

引用開始

高強度の筋力訓練の方が低強度訓練よりも2年後においても効果があり,L−ドパ投与量が抑制されたとの報告がある.

引用終了

出典元:一般社団法人 日本神経学会 ホームページ パーキンソン病診療ガイドライン2018 (www.neurology-jp.org)

Corcos DM1, Robichaud JA, David FJ, et al.  A two-year randomized controlled trial of progressive resistance exercise for Parkinson's disease.2013 ; 28(9) : 1230-1240  PMID: 23536417

最近の報告では、筋トレは効果があるとは言い切れないっていう2017年にシステマテックレビューが出ているので。。。。。

それについては、また今度。


あとは、第Ⅲ編 第3章 運動症状の治療についてでは、すくみ足や姿勢異常についての項目も確認しておきたい内容でした。


紹介ですとしたけど、全部読むほうが良いに決まってます。



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