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認知症って知ってる? その3

COVID−19により、緊急事態宣言が出て、ゴールデンウィークが過ぎたところです。どこか、開放に向かっているような印象をうけるこの頃です。

実際には、COVID-19の脅威が収束へ向かったとしても現在の社会システム的には、ウィルスに対抗することができないんだろうなと。

つまり、今の緊急事態宣言での自粛の状態が、今後も、ずっと続くとして考えていく方が良いなっと。落合陽一さんのこの記事を読んで余計に感じているところです。

今一度、考え直し続けることが必要なのだと!

と、話はずれました。

今回は失行と社会的認知障害です。

6つ目は、失行です。

失行です。

失行とは!って書こうとしたら、PCの文字変換時に出る辞書では【誤った行い。道徳にかけた行為。】と出ました。

というか、普段、聞くことのない言葉ですよね。

ニュースなら、執行猶予とか聞きますけど。

【引用開始】
慣習的動作や道具使用の障害で、運動や対象認知などの障害で説明できないもの
【引用終了】
【出典元:認知症診療ガイドライン2017_200_第2章】

はい。慣習的動作?対象認知?

慣習的動作というのは、むかーしからあるような決まっている動作のことです。

バイバイをする。

おいでおいでをする。

あかんべをする。

と言った動作です。(国や文化によって違いはあるんですけどね。)

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7つ目は、社会的認知障害です。

社会的認知とは??なんですかね。

【引用開始】
対人関係において相手の感情を予測するための手がかり(顔の表情、声の調子、視線、身ぶりなど)に注意を向け、それらの手がかりを適切に知覚し、状況に応じた行動選択に至る能力である。
【引用終了】
【引用元】【塚越ら:社会的認知障害を呈した高次脳機能障害者に対するSCITを用いたグループ治療ー予備的研究ー 高次脳研究:第36巻 .,3:116-124, 2016.】

つまり、場の空気を読む。読むだけでなくて、その場にあった行動が取れるってことです。

なんだか、このように定義されると難しく感じてしまいますね。



という訳で、認知症で認められる認知障害を7つみてきました。

認知症って、なんとなくですけど、【物忘れ】のイメージが強いですが色々な能力が弱っていくものです。

そして、この7つも程度が違っていたりします。
この症状は本人に現れる中核症状とも言われています。

そのほかに、BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)と言って認知症の行動と心理症状があります。
これは、認知症の方とその周りの人との関わりで起きてくる症状です。

実際に生活していく上では、BPSDはとても重要な症状です。

次回以降は、BPSDについて書いてこうと思います。


これまでの1つ目から5つ目までは、こちら。




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