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閲覧注意 閲覧注意 ネトラレもの

#NTR

不快な方もいらっしゃるかと存じます。微エロ話
スルーして下さい

ネットをやっていると毎日のように新しい言葉に出会う。

【N T R】 これでネトラレ と訳すらしい。
AVビデオにあるジャンルで昔からファンは多いそうです 妻や恋人を他人に寝取られる というシチュエーションの自虐ネタですね。

知った時思い出した… あ, あれのことか?  

まだ昭和の頃 居酒屋でバイトしていて

その時の同僚A子さんに淡い好意を持っていた。 一つ年上。

飲食店だったけど声の小さなA子さんは 健気にも頑張っていたし責任感も強いのでシフトが同じ日は安心していた。

そこに偶然同級生Bが来た。
(おお久しぶり 元気?)

彼は中学もあまり行ってなくて卒業式だけは来たのかな?、 先輩らとよくつるんでて隠れ不良みたいなポジションで正直あまり好きではなかった。

漠然と(彼は30までは生きてないだろう)と思っていた。

シンナーで前歯の溶けたBは笑いながらワタシに近付き
(A子 エロいやろ な? 俺した事あるで 頼んだろか? あいつ軽いで)と白目が無い蛇のような眼で言った。

A子さんは隣の中学だったので知らなかったが顔の広いBは(不良仲間だけに)先輩らに可愛がられていたのだろう。

え? ほんま? イケるん?
じゃ頼むわ♪ …

とは思わないw

一瞬思ったのは《このBは 親しくもないワタシに何故そんな話をするのか?》
ていうかそれは嘘の話かも知れないし 本当であっても彼には何の得もないのだ。

アーごめん またね 。サボってたら店長に怒られるから♪ と仕事に戻った。

それから3ヶ月ほどしてバカみたいに忙しかったクリスマスも過ぎて 年内いっぱいで辞めるA子さんの最後の勤務でした。

人の良い店長 は 長いこと頑張ったからA子さんの送別会をしようと急に盛り上がった。

いや 店長オレ金無いんすよ と言うと いーのいーの♪ 俺んち来たらイイからタダだ。

先輩店長の家は一階がスナックで2階住居の戸建てでその時にはもう廃業されてました お母さんはエエおっさんを捕まえて近くの大きなマンションに引越し 先輩は一人暮らしだった。

店長とワタシ A子さんともう1人バイトの女の子を誘い早く店終わらんかなと楽しみにしてると…

何故か今日 Bも送別会に来るとの事

店長ぉ! あいつ店の者ちゃいますやん⁉︎

優しい店長さん お前ら友達やろ? エエやん多い方が送別会は♪  と上機嫌で床をタワシで洗っていた。 

店は物置き化していた。
(ごめんな 急に思い付いたから送別会  オレの部屋で飲もう!) と店の残り物と買って来た酒をコタツテーブルに広げた。  店長の部屋は一階の店より汚かったww

若かったんでしょうね 明け方まで飲んでてもう1人のバイトの子は帰ると言うので家の近くまで送って行って 部屋に戻ろうとすると  

何か声がする。

争ってるような ?  騒がしさ    

アアアアア!  あかんっ! アアアアア!

え?   A子さん⁉︎     

階段のほんの数メートル先 風呂場あたり 店長のど汚い洗濯物の山の上で

BとA子さんはまるでアメリカのポルノ映画のような熱いキスをしていた。 

一瞬A子さんが襲われてるのかと思ったが違う。
  歯のないBの口から出し入れされる舌を貪っていた。  

…    これは…    どうしたら良いのか?  店長は何をしてるんだ?  
ていうかアンタ声めちゃデカいじゃないすかA子!www

音を立てずに階段を上がると店長は爆睡している。   ああこりゃもうあかん。  潮時だ。

上着を着て階段を降りると

BはA子さんの胸を回すように揉んでいる  
 エロい。  汗だくのA子さん今思い出しても一二を争うエロさでした。   が 同時に淡い恋心は一瞬で消し飛んだ。

こんな汚いオトコとも彼女は波長が合うんだ。
と少し嫌悪感を感じた

現在に戻る。 

こういう体験がNTR(ネトラレもの)の原点なんでしょうね。  幸い自分はA子さんとも何も無かったし彼女でも無かったのでソッチ系には至らなかった。  

その後Bは40まで生きて独り糖尿病で亡くなったと聞いた。

A子さんのその後は知らない。

【了】


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