富士山が噴火するリスク

こんばんは。今日もお疲れ様です。

コロナ禍で大変な毎日ですが、東京はもう2つ程、心配するべきことがあります。

1つは関東大震災並みの大地震。
今年に入り、茨城県や千葉県で、ここのところ中規模程度の地震が断続的に発生しています。
この点については、日を改めて論じたいと思います。

もう1つは、今日のテーマの富士山噴火です。

富士山はいつ噴火してもおかしくない

私なんかより、地震に関心の高い女優の室井滋さんの方が心配してますね。

京都大学大学院の鎌田浩毅教授(地球科学)が解説してくれてますが、2011年3月11日の東日本大震災で、「富士山の地下20kmにあるマグマが大きく揺すられました。直後の3月15日の地震は富士山の地下14kmが震源で、あの揺れでマグマ溜まりの天井にヒビが入ったんです。」「幸い噴火はしませんでしたが、その岩石が割れて、いつ噴火してもおかしくない状態にあるのは確かです。」1707年の「宝永噴火までに200年間隔があいた。200年分マグマを溜め込んでからドーンといったので、大噴火になったんです。江戸の町には火山灰が5cmも積もりました。単純計算すれば、今度は300年間マグマを溜め込んでいるので、噴火の規模は宝永時の5割増しになります。」

と云う訳で、注視してないといけないレベルですね。

噴火したらどのような被害が発生するのか

鎌田教授の発言を引き続き引用します。

火山灰はガラスからなる細かい粒子で、これがとんでもなく厄介なんです。人が吸い込むと気管や肺が傷つけられ、さまざまな病気を引き起こす。屋根に降り積もれば家屋を押しつぶし、下水道の排水管も詰まらせる。<中略>新幹線を含めて交通機関はすべてストップし、もちろん飛行機も飛べません。火山灰が1cm積もっただけで、車の運転も不可能です。

で、火山灰が1cm降り積もると想定されている地域は、関東の大部分を占めます。

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東京都の大部分は、1cm以下で済みそうですが、それこそ道を掃き清めながら進まないといけなくなります。

上記はNEWSポストセブンの編集部が作成したものですが、富士山火山防災協議会が作成した予想図では、被害はもっと深刻です。

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どちらがより正しくなるかは、正直判りませんが。
また、溶岩マグマが富士山の南側に流れ出すと、東海道新幹線や東名高速道路が広範囲に被害を被る可能性があり、日本は東西に分断されてしまいます。
これが、一番深刻な被害を与えます。

富士山火山防災協議会が作成した予想図は、下記のWired.jpの7年前の記事から借用しました。

2013年の記事で、「数年以内に大噴火」するかどうかを論じていて、あいにくというか、幸い今日まで大噴火は起こってませんが、それは安心できることでは決してなくて、むしろ時間が経てば経つほど、大きな噴火になる可能性が高いことを意味します。

心の準備も含めて、しっかり対策しておかないといけません。

では、また明日。



どちらがより正しくなるかは、正直判りませんが。

また、溶岩マグマが富士山の南側に流れ出すと、東海道新幹線や東名高速道路が広範囲に被害を被る可能性があり、日本は東西に分断されてしまいます。



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