趣味が充実してないと自分の人生とはいえない
以前の私は、
確か村上龍氏が雑誌冒頭コラムで書いていた
「趣味とは、子供と老人のもの」というフレーズに
『その通り!』と人生そのものにイキがっていた。
けれどいま、
世の中が変わったのか、
私が変わったのか、知らない間に
趣味に没頭できない人生なんて、
生きたことにならないって思う、
ようになってきた。
この場合の趣味とは、
いつまでも時間を忘れて、
誰に褒められたりしなくたって、
工夫して、没頭して、
やり直しにもワクワクしてしまうようなもの。
それをしている空気は、
隣の人にも家族にも伝わって、
訳もなく応援したくなったり、
自分でも何か始めたくなったりするもの。
もしかしたら、
そんな行動を奥さまに叱られたり、
だからこっそりやっているような世の男性もいるのかも
しれないが、
きっと奥さまも心の中では、
そんな純粋なダンナ様の瞳をキライではないと思う。
誰だって、
大好きなものを嬉しそうに眺めたり
説明したりしている空気を
止めてはいけないし、
それは絶対に幸せのはじまりなんだと思う。
いまもこの後ろのラジオで、
山下達郎ミュージックに出会った時の
「日本語なのに外国がそこにあった感」を
夢中で話す空気、
本当に好きだ。
のんびり趣味に向き合いたい
これから、秋。
違いが争いではなく、
力の倍々ゲームになるような、
関係を。
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