自分のスカートをつくったら
じぶん用の、じぶんではきたいロングスカート、作っています。
いままで、何か布でつくったり、服を考えているとき、やっぱり「仕事」になるように、と思っていたことに気づきました。
そろそろスカートがはきたいな、と思って、それは「こう見えたいとか」「ファッション」とかそれとも違う。『スカートがはきたい』。そう思い出してから、いろいろ見たり探したり、して。そうか、作ればいいのだ、と原点に戻った、のです。
「これからのファッションは変わる」なんて言っておきながら、自分で業界の中にいたのだなって。
素材の恵みを感じながら、“布のめ”にしたがって、あるべき姿をカタチにする。
そんな、195教室の生徒が完成の時に見せてくれる素朴な服への愛情、ようやく私にも、理解できた今回の制作。
※この記事は195modèle公式サイト上で連載されていたコラムを再掲載したものです。
読んでくださりありがとうございます。いただいたサポートは作品の制作や個展開催の費用として使わせていただきます。