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服を完成させるまでには、たくさんの決断がある

よく思う。
大変幸せなことに、 毎日の中にたくさんの選択がある。

朝、どうやって起きるか、
起きたらまず何を飲むか。
その後何に熱中して、 どう午前中を過ごすか。

昨日を省みたり、
もっと知りたいことを調べてみたり。
新しい範囲に入り込んでみたり、
やらなきゃいけないことを思い出したり。

一着の服を完成させるには、
多くの選択があり、 決断がある。

決断できないでいる時は、
情報が足りない時も
情報がありすぎる時もあるかも知れない。

誰からみてもダメな服ってない訳で、
どれも誰かにとっては良い服な訳で、
でも自分にとって今着たい服は、
これしかないって決断できて、
それを着こなせている時は、
本当に幸せだと思う。

それを自分で作るとき、
制作中の決断の瞬間がワクワクして 仕上がりが楽しみで、
またもっと作りたくなる。

目の前にいるひとの 本当に着たい服、 それが作りたい。

服で気分も毎日も、
季節も日々ずっと、
自分を信じられる力のある服。
選択と決断の積み重ねられた自分だけの服。
今日までの決断を表現する服。
着るひとの存在感を完成させる服。
そんな服が作れるように 自分の中のホンモノさがし。

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