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「とりあえずボーダー」から卒業すべし!

今回のテーマは「横縞模様=ボーダー柄」。
定番のボーダースタイルですが、「なんとなく、とりあえず」で選びがち…。今年こそ”無難ボーダー”から”選んだオリジナルボーダー”へ変えてみませんか?そこにはちょっとお勉強が必要ですね。

ボーダー柄の歴史

もとはといへば、海軍の制服。水に濡れると、昔の紺地は身体に悪く、白地では身体が丸見え。そこで船上服として考案された白と藍の縞々模様。これが海の上では目立って便利でした。そこから各国の船上や街中にも取り入れられるようになるのです。

”横縞=ボーダー”にも個性を!

今では、横縞を着てベレー帽を被ってバゲットを持てばフレンチスタイル、とりあえず横縞を着ていればナチュラル志向。…なんて、OH NO!”横縞=ボーダー”だって、個性を活かす秘訣があるのです。
白地と色のバランスでいうと、白の多い控えめなものから、色線の太い主張するものまで。地と線の間隔は均一なものが多いけれど、グラデーション間隔のものもあるし、線の色だってマルチカラーのものもあるし。

195は「着る人の視線の強さに合わせると似合う」と思うのです。つよい視線が印象的な、女優ジャンヌ・モロー主演映画『突然炎のごとく〜JULES ET JIM〜』では、男二人を連れた海辺のシーンが短いのにとても心に残ります。三人はそれぞれ違うボーダースタイルで海へ…。彼女のボーダーはくっきりと太く、視線の強さにぴったり。

今年は「とりあえずボーダー」から「選んだ横縞」でオリジナルを自分を演出しましょう。

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鈴木 郁子(Ikuko Suzuki)
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