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真実は、ファッションでも言葉でもない。 あなたの存在感そのもので、ある。

たまに韓国ドラマを観ていて、人生を俯瞰出来たような感覚に陥ることがある。

それは、集中が続いた後の息抜きだったりするのだけれど、なぜか真逆の視点を与えられたような喜びがある。

服装や住まいや仕草や言葉で、 登場人物の関係が(急に観ても)わかりやすいし、(もちろん、全てのドラマではないけれど)それぞれの立場で、 もがいている姿や成長しようとする思考が、言葉や行動で、 まるで私に提案してくれているように、それが美しい詩や教訓となって 心地よい印象となっていく。

豪華なバッグを持つことが、どんな風に見えるのか、シックな服を着こなすことが、どういう品を表すのか、そのひと言を引き出すには、どんな問いかけが効くのか。

見えるものと見えないもの、見せたいものの関係が、実人生ではまだ整理出来ていなくても、ドラマの中で擬似体験したような。

休憩のつもりが、 別の視点で集中してしまう、というリフレッシュ。考えではなく、存在するには ひたすら考えたくなるのである。

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鈴木 郁子(Ikuko Suzuki)
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