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飾らず、シンプルで、役に立つ

飾らず
シンプルで
役に立つ

Terence Conrad展で
見つけたことばです。

パリに住んでた大昔、
大好きなデパートの隣に
まるで子どもの頃からの
私の夢を知っていて
並べているような
ザ コンランショップ
がありました。
インテリアというか
ライフスタイルのお店です。

パリそのものが大好きで
とにかく毎日街中を
歩き回っていたので
(住まいはベッドとシャワーだけの屋根裏だったし)

毎週2回は行っていたかも
しれません。

帰国する事になって
1番悲しかったのは
“もうコンランショップに
来れない”事。
なので
ちょっと奮発して
いろいろ買って来た記憶。
(雑貨小物だけどね)

帰国して
新しい仕事が決まり
その仕事を思いっきりする為に住んだ家

それが今の代々木baseです

そうしたらなんと!
そこから歩いて5分の場所に

日本初
ザ コンランショップ
ができたのです。

今日の展覧会で再確認
私の引っ越したその年に❣️

もう嬉しくて嬉しくて。
仕事忙しいから、
今みたいなペースでは
ないけれど、
「誰かとの待ち合わせは
いつもコンランで」
みたいな感じで
家からそこまでを
自分の街みたいに感じて
楽しんでいました。

もちろん今もあります。

今の新宿は
いろいろ出来たので
コンランショップだけって
感じではないけれど。

今日の展覧会は、
テレンス・コンラン卿の
生い立ちから学生時代
学び、仕事、経営、
チーム、最後の住まいなど
生涯を通じて何を大切に
どう表現して来たのかが
肌で感じられるように
なっていました。

加えて
バブルはじけた東京に
進出して来た頃の事など

私にとって
初心にかえるような
空間でした。

広島アトリエに戻ったら
この気持ちのまま
もっといいアトリエに
なるように。

デザインとは
“飾らずシンプルで役に立つ”もの。

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鈴木 郁子(Ikuko Suzuki)
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